今回は年末特別企画として、各記事の閲覧数をベースに「注目インディーミニ問答アワード」を発表。開発者からのコメントもお伝えします。さあ、思い出の(?)あのタイトルは入っているのでしょうか?一年を振り返りながら見ていただければ幸いです。
5位:『DESOLATE』
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ジャンル:サバイバルホラー
発売日:2018年2月9日(早期アクセス)
価格:1,980円
対応機種:PC
開発:Nearga Games
「楽しいと思う要素を集約した」
5位は、ロシア産サバイバルホラーの『DESOLATE』。人工島を舞台に、ソロまたは最大4人のマルチプレイヤーで、ダークなオープンワールドを探索、調査、そして生存を試みます。開発者が「自分たちが楽しいと思う要素を一つにまとめ上げた」と言うように、ホラーなストーリーやクラフト要素など、開発者たちが他のゲームで楽しいと思った要素が存分に取り入れられていると言うことです。
開発者コメント:「あのインタビューから一年近くが経ちましたね。その間に、『DESOLATE』は大きく変わりました。ゲームの最適化、新要素の追加、戦闘システムとレベルシステムの刷新、といったことに大規模に取り組みました。また、敵のAIアップデートもまもなく来ますし、もちろんストーリーのファイナルチャプターも控えていますよ。一度本作から離れていたプレイヤーの方にも、ぜひ一度戻ってきていただき、本作がどれほど進化したか見ていただきたいですし、新規プレイヤーの方には本作を驚きをもってプレイしていただきたいです。
また、本作は2019年のQ1に早期アクセスを終了する予定です。それでは皆さま、良いお年を!……そしてもちろん、グラニーチニー島での冒険に、健闘を祈ります!」
4位:『Dungreed』
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ジャンル:2Dアクション
発売日:2018年2月15日
価格:1,010円
対応機種:PC/Mac
開発:Team Horay
「食べ物は『朧村正』に影響を受けた」
4位は、韓国産2Dアクションの『Dungreed』。プレイヤーは冒険者となり、ダンジョンに飲み込まれた町の人々を救出、町を再建するというローグライトゲームです。可愛らしいドット絵と、ヴァニラウェア作品に影響を受けたという美味しそうな食べ物が大きな特徴。英語で質問状を送ったのに、返答が全て日本語で書かれており担当者もびっくりでした。
開発者コメント:「こんにちは!Game*Sparkの利用者の皆さん。私たちは、『Dungreed』開発チームTeam Horayです。Game*Sparkでインタビューをしてからあっという間に年末が近づきましたね。今年私たちのゲームに多くのご関心を持っていただき、とても嬉しいです。近いうちに新しいコンテンツの更新も行われる予定です。来年もよろしくお願いします。ありがとうございます!」
(※日本語でコメントをいただきましたので、原文を掲載しています)
3位:『Smoke and Sacrifice』
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ジャンル:ダークアドベンチャーRPG
発売日:2018年5月31日
価格:2,570円
対応機種:PC/海外スイッチ
開発:Solar Sail Games
「可能性に富んだ世界を描くゲームを作りたかった」
3位は、ダークアドベンチャーRPGの『Smoke and Sacrifice』。さらわれた子供を助けるため、主人公のサチが旅に出ます。戦闘だけでなく、クラフトやサバイバル要素もあるのが特徴。インタビューでは、主人公の名前が開発者の日本人の奥さんの名前からとったことが明らかに。また、「もののけ姫」や『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』といった日本の作品から大きな影響を受けていることも語られました。
開発者コメント:「Game*Sparkで私たちのインタビューを掲載していただき、たくさんの読者の方に読んでいただけたということで、とても嬉しいです!本作のリリース以来、たくさんのプレイヤーとオンラインで楽しみながら交流してきました。私たちがこのダークでミステリアスな世界に隠したシークレットを、プレイヤーの方達が見つける様子を見るのも楽しかったです。新年には、日本の方のうち数人は、お年玉を使って本作の購入を検討してくれると嬉しいですね!」
2位:『For The King』
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ジャンル:ローグライク戦略RPG
発売日:2018年4月20日
価格:2,050円
対応機種:PC/Mac/Linux
開発:IronOak Games
「様々なジャンルが織りなすハーモニー」
2位は、ローグライク戦略RPGの『For The King』。ローグライク、ボードゲーム、JRPG、そして戦略RPGといった、様々な要素を混ぜ合わせて作られており、決して低くはない難易度ながら、何度もプレイしてしまう中毒性が特徴。2019年にはコンソール版のリリースを予定しており、日本語対応にも取り組んでいるということです。
開発者コメント:「Kickstarterのバッカーの皆様、早期アクセスのプレイヤーの皆様、そして本作のリリース以来支えてくれたコミュニティのメンバーの皆様に御礼申し上げます。私たちのスタジオのデビュー作でありながら、高い評価をいただいていることに驚いていますし、本作とスタジオにおいて、未来はとても明るいと言えるでしょう。これまでに4つのメジャーアップデートと新しいアドベンチャーを配信してきましたし、まだあります。本作は2019年の中頃にPS4とスイッチでもリリース予定であり、その際は日本語にも対応予定です。コンソール版についてはまた近いうちに詳細を発表させていただきたいと思います」
1位:『The friends of Ringo Ishikawa』
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ジャンル:高校生不良アクション
発売日:2018年5月17日
価格:1,490円
対応機種:PC/Mac
開発:yeo
「キャラを描く人が見つからなかった時、名乗り出たのは58歳の父でした」
1位の座に輝いたのはこの作品、ロシア産高校生不良アクションの『The friends of Ringo Ishikawa』。『くにおくん』シリーズのファンである開発者が、58歳の父親と一緒に本作を作り上げる経緯が明らかとなる本インタビューは、今年一番の感動巨編(?)。(おそらく)このインタビューをきっかけに日本からの注目が集まり、のちには日本語にも対応しました。
開発者コメント:「とても光栄で、興奮しています!本作のバグやローカライズのミスを許していただき、私のゲームにチャンスをくれたすべてのプレイヤーと読者の皆様に感謝いたします。また、本作のストーリーがプレイヤーの一部の方の心に響いたということを聞き、とても嬉しく思っています。ゲームとストーリーの中で、異なる国の異なる人々が互いに繋がりあうということは素晴らしいことだと思います。ロシア人プレイヤーの一部は本作のフィーリングとセリフがロシアっぽすぎると言うので、日本人のプレイヤーの皆様に認めていただけるのか不安だったのですが…大丈夫だったようですね!また、新しい日本人の友人であり、日本語ローカライズを手伝ってくれたUeda M.さんからは素晴らしいファンアートをいただきました。また、日本語翻訳をしていただいたMisa Sekiguchi Webbさんにもお礼を言わせてください」
「注目インディーミニ問答」は、来年もその先も、読者の皆様とインディーゲーム開発者を繋ぐ架け橋として、その役割を続けていきたいと思っております。各記事に投稿されるコメントはすべて目を通させていただいており、記事作成の参考にさせていただいております。来年もどうぞよろしくお願いいたします。
それでは皆様、良いお年を!