NVIDIAのGeforce RTXシリーズグラフィックカードの目玉技術“リアルタイムレイトレーシング”。id Softwareの名作FPS『Quake 2』用の、同技術に対応したエンジンが公開されました。
レンダリング技術を研究する学生のChristoph Schied氏によって作られ、「Q2VKPT」と名付けられた本エンジン。公開されたデモ映像では、十分な速度かつ非常にリアルな照明効果で展開する『Quake 2』の姿を見ることができます。
『Quake 2』への高度なレンダリング技術の導入については、別の人物の手によって、2017年8月に、レイトレーシングを更に拡張したパストレーシングによる演算デモがリリースされています。
しかしながら、“NVIDIA TITAN XP”ですらどうしてもノイズが目立つものとなってしまっていたのも事実。それに比べ、今回の「Q2VKPT」ではクリアなグラフィックでゲームが描かれており、“RTX”の技術的な優位点を垣間見ることができます。同様の、既存のレイトレーシング画像との比較は「Q2VKPT」の公式サイトでも静止画の形で見ることが可能です。
「Q2VKPT」はGithubにて無料で配信中。体験には『Quake 2』のデモ版もしくは製品版のデータが必要となります。
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