ユービーアイソフトとMassive Entertainmentは、『ディビジョン2』の公式ライブストリーミング「State of the Game」にて、タイトルの現状と今後のアップデート予定について説明しました。
第122回目となった「State of the Game」では、司会進行役のHamish Bode氏に加え、リードAIデザイナーのDrew Rechner氏が参加。今回のライブストリーミングで語られた内容は以下の通りです。
メンテナンスを伴うアップデート
今週初めにお伝えしていた不具合について
- ネルソンシアターのクラシファイド任務に正常に突入できない問題を修正済
- ワールドクラス5に正常にクラスアップできないプレイヤーが存在した問題を修正
- 8人レイド「オペレーション・ダークアワーズ」の初週クリア報酬アームパッチが正しく配布されない場合がある不具合を改善済。初週にクリアしていたプレイヤーには遡ってアームパッチを配布していますが、もしも条件を満たしているにもかかわらず、報酬のアームパッチが配布されない場合は開発チームにお知らせください(リンク先英語)
今週金曜日に予定しているメンテナンスについて
- NPCの挙動(詳細は本記事下部)を修正予定
- クラシファイド任務のマッチメイキングに参加する際、プレイヤーが地面を突き抜けて落ちてしまう場合がある不具合を修正予定
- ミッション「銀行本部」の悪用可能箇所について修正予定
来週に予定されているパッチ3.1について
- 複数の種類のマスクが小さく、ズレて表示されてしまっている不具合を修正予定
- 「ジャンクとして拾う」コマンドが使えなくなっていた不具合を修正予定
- タイトルアップデート3以降、連射速度が低下していたセミオートマチックの武器を修正予定
その他
- 「リバイバーハイヴ」や「レインフォーサーケミランチャー」の仕様変更を含むタイトルアップデート4を現在開発中
- スキルのアップデートや、ビルドの多様性、そしてアイテムルートに関して、現状まだお伝えできる情報はありませんが、開発チームはこれらの事柄に関するプレイヤーの意見を十分に認知しており、フィードバックを収集し、適切な変更を加えられるよう作業中です
リードAIデザイナーDrew Rechner氏による『ディビジョン2』のAI解説
- 『ディビジョン2』は「Snowdrop」エンジンで動作しており、AIの挙動にはエンジンの強力な下層構造(low-level architecture)が用いられている
- 『ディビジョン2』のAIの構築作業が始まったのは、初代『ディビジョン』のDLC「サバイバル」に登場した敵NPC「ハンター」を開発していた時
- 『ディビジョン2』の敵は初代『ディビジョン』よりも手強く、より多彩な挙動の選択肢を持っている(今作では敵の種類が増え、伏せることも出来、より多くの状況に対応できる)
- 『ディビジョン2』のAIの複雑性については、Drew Rechner氏とリードAIプログラマーPhilip Dunstan氏のより詳しいインタビュー記事をご覧いただけます(リンク先英語)
タイトルアップデート3以降に生じた、敵AIの意図せぬ挙動
敵NPCのアグレッシブさ
- 不具合:敵NPCがプレイヤーの死角にポジショニングした後、プレイヤーに向かってダッシュし殴り掛かる
- 原因:敵NPCが「走っている」動作をしている際、プレイヤーの位置を正確に把握できていなかった
- 原因:敵NPCが開発の意図していないポジショニングを行っていた(例:エンジニア・メディックがプレイヤーの背後をとろうとする)
敵NPCの移動速度
- 不具合:敵NPCが瞬く間に高速に達し、攻撃を当てられない
- 原因:敵NPCの「ターン」アニメーションや「登り・降り」といった上下方向の移動アニメーションに問題があった
これらの不具合については、パッチ3.1にて幅広く修正予定
- 近いうちのアップデートで、より一層の問題改善を図ります
『ディビジョン2』通常版はPS4、Xbox One、PC(Ubisoft Store)にて、9,072円(税込)で発売中です。Epic Gamesストアでは現在一時的に販売が取り下げられています。