
台湾に本社を置くゲーミング機器メーカーMSIは、2019年8月9日、同日に発売となったGTブランドの最新ゲーミングノートPCの3機種の体験会を実施。会場では、ディスカバリーチャンネルと共同制作したドキュメンタリー映像作品「eスポーツ: 新たな王者の誕生」の上映も行われました。
体験会では、msiの新井雅俊氏によってハイエンドモデルの「GT76 Titan」、ミドルレンジモデルの「GE65 Raider」、メインストリームモデルとなる「GP65 Leopard」のプレゼンが行われました。

「GT76 Titan」は、デスクトップ用のCPU「Intel Core i9-9900K」とNividiaのGPU「GeoForce RTX2080 8GB GDDR6」、32GBのメモリと1520GBの記憶容量(HDD1TB、SSD512GB)、17.3インチの4Kパネルを搭載しています。オンラインゲームにおいて重要な要素となるネットワーク系は、有線は2.5Gイーサネット、無線は2.4GのWiFi6に対応。
デスクトップ用CPUの搭載や特殊素材による冷却機能の強化よって、ノートPCでありながらオーバークロックも可能となっています。店頭価格は54万円前後。

「GE65 Raider」は、「Core i9-9750H」と「GeForce RTX」、15,6インチFHDパネルを搭載しています。本体の基本的なスペックは「GT76 Titan」に劣るものの、それを感じさせないマシンパワーと高い冷却機能を実現。店頭価格は26万円前後。

メインストリームモデルに位置付けられている「GE65 Leopard」は、「GR Raider」と近い構成ではあるものの、GPUが「GeForce RTX 2060」か「GeoForce GTX 1060Ti」の選択式となっていたり、要所要所でコストを削減しているのが見て取れます。その分、価格は20万円前後まで抑えられているので、初めてゲーミングPCに触れるユーザーに最適であるとのこと。新井氏は、初めてゲーミングノートに触れるような20代前半のユーザーは、デュアルディスプレイ化して使えることを知らないこともあるため、デスクトップと同様の使い方もアピールしていきたいと語っていました。
新製品の発表後は、ディスカバリーチャンネルとMSIが共同で製作したドキュメンタリー作品「eスポーツ: 新たな王者の誕生」の日本語字幕版が披露されました。このドキュメンタリーでは、アメリカのe-Sports事情や、選手とコミュニティ、そしてゲーミングPCメーカーとの関係性が深く描かれています。2019年現在のアメリカのeスポーツ事情や『PUBG』の開発者へのインタビューなど、ゲーマーとって見所が多い作品となっていました。
「GT76 Titan」「GR Raider」「GE65 Leopard」は、パソコン専門店などで販売中。ドキュメンタリー作品「eスポーツ: 新たな王者の誕生」は、国内での放送は現在は未定とのことです。