
8月25日に開かれた「メガビットコンベンション02」の様子をお届けします。今回は京都から場所を移して大阪での開催。会場はエディオンアリーナ(大阪府立体育館)の一室で開催され、古くはゲーム展示会「パソケット」が開催されていた会場です。体育館の中で開催されたゲームイベントはどのようなものだったのか、さっそく見ていきましょう。



クレイジーボーイズ


サークル「クレイジーボーイズ」の開発した『ノイジーガール』は、質量を持っている「音」が特徴の1画面アクション。主人公の着地音や、敵キャラに音をぶつけたときに発生する更に大きな音を駆使して、ステージクリアを目指します。擬音は日本語、英語、韓国語と多彩。個性的なギミックが光るアクションゲームでした。
MIYAZAWORKS

一風変わったコントローラーで遊ぶゲームを作り続けているMiyazaworksは、Alt.ctrl.GDC 2019にも参加しているサークルです。メガビットコンベンションでの出展作品は、伝説の剣を引き抜きいて選ばれた勇者(?)になれるゲーム。タイミングがかなりシビアな分、伝説の剣を引き抜いた達成感は格別。当日に伝説の剣を引き抜くことができたプレイヤーは、わずか4%だったとのことです。勇者への道は険しい。
びっくりソフトウェア


びっくりソフトウェア・ねこび氏開発の『Graze Counter GM Edition』は、自機に敵弾をかすらせて超強力レーザー兵器「グレイズカウンター」で反撃する縦STG。前作『Graze Counter』はSteamで配信中です。
Sokude Games

Sokude Gamesは、お正月に開発したという『コゲねこ ザクロ ラン』を出店。お正月の間に高いクオリティーのゲームを仕上げたことには驚かされました。また、この『コゲねこ ザクロ ラン』の作り方をUdemyで公開しており、メガビットコンベンション02ではUdemy講座の割引券も配布していました。ゲーム開発への第一歩を踏み出す絶好の機会ですので、気になる方はチェックしてみてはいかがでしょうか。
D.C.S


Steamで「非常に好評」と評価され、その存在感を妖しくアピールする半裸実写格闘ゲーム『ブリーフカラテ』。16年ぶりに新キャラが追加されるというサプライズがあった同作も、メガビットコンベンション02に出展されていました。写真のキャラは「モエロ・アーサー・ミルバック(略してM.A.M)」。本作関係者によると、「M.A.M」のモデルと他の開発メンバーは16年間も連絡を取っていなかったとのことですが、今年開催されたブリーフカラテ世界大会で、感動の再会を果たしたのだそう。その場で「M.A.M」を公開することを快諾してもらい、晴れてブリーフファイターとして世に出ることとなったのです。いい話……ですよね?ちなみに「M.A.M」のリリースは近日中の予定だそう。
FAR EAST PINBALL


こちらのブースで展示されていたのは、インディーピンボールビルダーのnoguo氏が開発したピンボール。どことなく温泉街のような雰囲気や昭和の香りが感じられる、ノスタルジックなひと時を過ごせました。 他にも、ニンテンドースイッチとJoyconを組み合わせて懐かしのテーブル筐体を模した「テーブル筐体風スタンド」も展示・頒布していました。こちらは昭和の喫茶店を彷彿とさせ、思わずアイスコーヒーを天板に置きたくなるクオリティーでした。
メガビットコンベンションでは、展示された作品だけでなくゲーム開発者が心に秘めた思いまでも垣間見ることができました。開発者との距離が近く気軽に会話を交わせることも、ゲーム展示即売会の魅力だと改めて気付けました。次回のメガビットコンベンション03は2020年夏に開催予定です。
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