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『PAYDAY』シリーズの元開発者達で構成されるデベロッパー10 Chambers Collectiveは、協力型ハードコアホラーFPS『GTFO』の第2回アルファテストを日本時間10月31日23時から11月4日15時まで実施しました。『PAYDAY』シリーズやCo-opシューターファンにとっての注目作ということで、Game*Spark編集部もアルファテストに挑戦。本稿ではそのインプレッションをお届けします。
『GTFO』とは?
まずはゲーム内容のおさらいです。『GTFO』ゲーム本編の目的は、スカベンジャーの一員となって広大な地下施設にある高価な遺物を探し出し、無事に持ち帰る……というもの。持ち帰る遺物の場所や敵の数、配置までもランダムで変わるため、目的地に至るルートなども変わってきます。
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ゲームを始めると、開始地点に降り立つべく装備を整えることになります。ロビー画面では武器の選択やツールを選択可能。相手の動きを阻害するランチャー「C-FOAM LAUNCHER」や、壁越しでも敵の位置を把握できる「BIO TRACKER」など計4種類の中から装備を選びます。今回筆者と一緒にプレイしたメンバーは「セントリーガン」を選択していました。
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敵は地下施設に降り立ってすぐのところから姿を現します。見つからないように慎重に移動しましょう。少し進むと、鍵付きのドアが出現。鍵の場所を知るべく、エリアのいくつかの場所にあるターミナルにアクセスして鍵を探しにいきます。
ターミナルは、キーボードで直接コマンドを入力することでアイテムなどを探せる重要な装置です。ドアの鍵も探知できますが、必要になる鍵の名前はプレイ毎にランダムで変わるため、ドアにどの鍵が対応するのかしっかり確認する必要があります。
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鍵を発見したらドアの解錠へ。鍵のかかった部屋を開けるとき、敵の大群が押し寄せてきます。解錠完了までの間は、ドアを開けるためにエリアのいくつかの場所に現れる赤いサークルの中に入ってゲージを溜めていくことに。これを何度か達成し、エリア内の敵を全滅させることで、念願のドアを開けることができます。
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ドアの先へ進んだら遺物を確保。決められたポイントへ持ち帰ったところでで、ゲームクリアです。ここから先の展開は『GTFO』配信後(もしくはベータテスト時)に実際にプレイして、ぜひ皆さんの目で確認していただきたいです。
とにかく高難易度!アルファテストのクリア率は0.18~1.25%
未知なる存在 The Wardenによる、前回のアルファテストのレポートはご覧になりましたか。
— GTFO 公式アカウント (@GTFOtheGame_JP) November 1, 2019
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遠征レポート #001
派遣された囚人: 150,639人
帰還した囚人: 272人
生存率: 0.18%
結果: さらなる志願者を募る#GTFOtheGame https://t.co/94H5tuiOfF
未知なる存在「The Warden」からalpha1-2の報告が公開されました。#GTFOtheGame
— GTFO 公式アカウント (@GTFOtheGame_JP) November 5, 2019
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遠征レポート #002
派遣した囚人: 303,954人
帰還した囚人: 3786人
生還率: 1.25%
結果: 生還率は要求未満。さらなる試験実施する https://t.co/64U1kZTbez
第1回アルファテストでの生存(生還)率は0.18%、第2回では1.25%。この数値からも難易度の高さが窺えます。
本作の敵は基本的に持ち場から移動せずじっとしていますが、音と光に対して非常に敏感。プレイヤーが近づくと、敵が赤く点滅して心拍音が聞こえるようになります。そして心拍音が聞こえる状態で動いてしまったり、ライトを当てたり、銃声で気づかれてしまったりすると、そのエリアの敵全員から襲われることに……。敵を倒すための弾薬や回復などの物資はとても限られているため、戦闘を避けることも一つの手ですが、味方と連携しながら近接武器で乗り切るのもオススメです。
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他のCo-opシューターと比較した場合、本作では敵との戦闘場面で弾薬をどこまで使っていいのかなど状況判断が非常に重要となる印象。限られた物資をやりくりしながら敵を倒したり、ランダム要素やルート選択などで常に緊張感を味わえるゲームだと思います。
序盤で弾薬を使ってしまうとどれほどの量を入手出来るのかはランダムのため弾薬が無い状況は何度も経験しました。またフレンドリーファイアが有効のため射線管理はもちろんのこと、プレイヤーへのダメージがある地雷やセントリーガンの設置場所の共有が大切になってきます。
本作ではプレイヤー同士の連携が非常に重要なため、タイムラグが少なく連携の取れるVCが必須だと感じました。VCで連携し合って敵へのステルスキルが同時に成功した時などは嬉しくチームという一体感が味わえました。まだアルファテストの段階ですが、進行不能や操作出来ないほどゲームが重くなるような事は1度もなく動作は非常にサクサクで快適に遊べました。プレイヤー同士での連携やFPSやホラーが好きな方はぜひともプレイしてみてください。
『GTFO』は、Steamにて2019年に早期アクセス配信されます。また、公式Twitterいわくベータテストの実施も予定しているとのことなので、こちらの続報にも期待しましょう。
※UPDATE(2019/11/12 9:32):第1~2回アルファテストのクリア率について追記しました。