Here's the story of a game I made in 1994, when I was 12, that somehow -- like some kind of lost, drunken cat -- finally found its way home on Christmas Eve after 25 years.
— Rick Brewster (@rickbrewPDN) December 26, 2019
THE GOLDEN FLUTE IV: THE FLUTE OF IMMORTALITY
cc @Macaw45 and @textfiles pic.twitter.com/V1fKBiB6wX
海外サイトのKotakuは、Paint.NETの作者でありプログラマーであるRick Brewster氏が少年時代に自作したゲームが、Twitchの配信によって20年越しで発見されたことを報じました。
物語は、Brewster氏が1994年、彼が12歳のときDOS向けのテキストRPG『The Golden Flute IV: The Flute of Immortality』を作ったことに始まります。これは1984年に出版されたDelton T. Horn氏の著書「Golden Flutes & Great Escapes: How to Write Your Own Adventure Games」に触発されたゲームで、IBM互換機Tandy 1000 TL / 2にて作成されました。
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ゲーム内容としては従来のRPGを踏襲しており、プレイヤーはキャラクターを選択し、ランダム生成のマップを探索、街で物資を購入し、最終的にはボスを倒してゲームクリアというものです。
同氏は自身のTwitterを通じて「当時このゲームを3.5インチ720Kディスクにコピーして、東海岸のいとこに郵送しました」とコメント。その後は、時とともに再生可能なコピーは手元から失われていたようです。
ところが、それから20年の歳月が流れた2019年12月23日、古いゲームのプレイ配信を行うストリーマーMacaw氏の手元に、どういうわけかそのソフトが渡ります。
Macaw氏は他のゲームをプレイする配信の合間10分に本作をプレイし「自分のPCからソフトを削除するつもりはないが」としつつ「これはあまりにもバランスが取れていない…」とコメント。その後、今回のBrewster氏による発見へとつながった模様です。
このソフトが手渡った経緯について、Brewster氏は自身のTwitterスレッド上で「いとこが何処かのBBSにアップロードした可能性がある」と推測しました。また同氏がDMを通じてKotakuに伝えた詳細によれば、彼のいとこはゲームをアップロードしたことを思い出せなかったようですが、本作は、1994年にまとめられた「Cream of the Crop 5」シェアウェアコンピレーションの一部として収集されたようです。(FidoNetでも発見されました)
※UPDATE(2019/12/28 21:40):タイトルの誤字を修正しました。コメント欄でのご指摘ありがとうございます。