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WasabiSushiStudioから1月23日にリリースされたステルスアクションゲーム『Ghone is gone』。本記事では、世間を大いに賑わせた時事ネタをいち早くキャッチしゲーム化した同作のプレイレポートをお届けします。
SNSで話題沸騰した時事ゲーの内容や如何に
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というわけで、早速プレイをスタート。本作はルソー・ニッソン・ビシビシ企業連合の元CEO・ロスカル・ゴンとなり、(楽器箱に隠れながら)リソースである2600億を活用しながらノンレバ国への脱出を目指すステルスアクションゲームとなっています。
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操作は移動がWASD、攻撃(札束を発射して敵を買収)が左クリック、ダッシュが右クリック、ポインタの操作がマウス移動。ちなみに、ダッシュするとロスカル・ゴンの顔がなぜかピンクの残像として浮かび上がります。
なお、ゲームのルールはマップに存在する敵に見つからないように、もしくは倒しながら進んでゴールを目指すという一般的なもの。ただし、何もしなくてもリソースの資金は時間ごとに減少していくため、あまりのんびりはしていられません。もちろん、札束を発射したり、ダッシュを利用したりしても残金は減っていきます。
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…と聞けば「じゃあ、取り合えず見つからないようにするか、ガンガン倒しちゃえばよくね!?」と思うのですが、このゲームはそれを許してくれません。なぜなら、マップには特に使いやすそうな遮蔽物が存在しない上、左下にあるロスカル・ゴン氏のイラストが邪魔過ぎて、敵がどこにいるか全く把握できないからです。
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しかも敵は普通にアサルトライフルを持っているため結構射程が長く、平気で視界外ギリギリから攻撃してくることもしばしば。そうでない個体も結構タフなため、普通に倒そうとしても結構な資金を要求されます。もちろん、リソースである資金はHPも兼ねているため、攻撃を喰らうと普通にお金が減っていきます。2600億と聞けば大金な気がしますが、わりとすぐなくなるのが寂しいところですね。
そしてもう1点、上記のような戦法を取れない致命的な理由が存在します。それは上述したポインタの操作精度の悪さ。ロスカル・ゴンの向く方向を制御するためにはこのポインタを操作しなければいけないのですが、これが『Getting Over It』並みに難しく、全然思った方向を向いてくれません。
そのため、札束攻撃も安定せず、結果として(少なくとも初見では)ステルスもアクションも満足にできません。ただ、ダッシュするとポインタの狙いをつけやすかったり、ダッシュの無敵時間がわりと長めだったりするので、ダッシュを上手く使いながら進むのが比較的効率が良い印象はありました。
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そしてもちろん、同作にはこのような雑魚戦だけでなく、強大な敵に立ち向かうボス戦も存在しています。その敵とはなんと、巨大手裏剣・ステルス戦闘機・土星(?)の3体。ラインナップの意味が分かりませんが、こいつらは一定数攻撃を当てると撃破可能です。ちなみに巨大手裏剣戦時は何故かBGMの雰囲気が変わり、極めて和風な楽曲が流れます。
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こうして全ての障害を撃破すると無事ノンレバへ脱出、家族にも会えてハッピーエンドになります。最後には幸せなカットも見られて大満足…。
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え?
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何!?ボスが合体した!怖い!何!?まだあるの!?…と思ったらエンディング。意味深なカットインですが、特に何もありませんでした。ちなみに実績を見るに本作にはいくつかのエンディングが用意されている様子なので、他のルートが気になる方は実際にプレイしてみては如何でしょうか。
そんな同作ですが、Steamより100円で配信中(日本語にも対応)。なお、このゲームはフィクションで、実在の人物・団体・国家・施設とは一切無関係です。