Blizzard Entertainmentは2020年最初の『オーバーウォッチ』開発アップデート映像を公開し、ゲームディレクターのジェフ・カプラン氏より同作の今後の展開について報告しました。今回は「バランス調整」と「メタ」を中心とした内容となっており、それらをより良くするための新たな試み「エクスペリメンタル」と「ヒーロープール」の導入を明らかにしています。
エクスペリメンタル
- エクスペリメンタルでは無数の変更を試験的に実装する。
- ヒーローのバランス調整だけでなく、ゲームモードの仕様変更のテストも含む。
- 開発チームが何かテストをしたい時にプレイ可能になる。
- PTR(パブリックテストリージョン)と違い、コンソール版含め『オーバーウォッチ』の全プレイヤーがメインゲームから参加可能。
- アカウントのレベルアップや報酬の獲得も可能で、「D.Vaのナノ・コーラ チャレンジ」のようなスキン獲得イベントの勝利条件でもカウントされる。
- エクスペリメンタルの目的は安定性やバグのテストではなく、ゲームプレイの変更とそれに対する反応を見ること。
- 「クイック・プレイ」「ライバル・プレイ」「ゲーム・ブラウザー」といった“メイン・プレイ・カード”と並んで、「エクスペリメンタル」カードが時折登場するようになる。
- 近日中に実装予定で、今後数週間で最初のエクスペリメンタル・カードが登場する。
ヒーロープール
- 3月に始まるシーズン21より「ライバル・プレイ」に“ヒーロープール”を導入。他のモードには影響せず。
- 1週間毎に使えるヒーローが切り替わる。
- メタを流動的に保ち、特定メタの固定化を防ぐとともに、ヒーローの多様性を増やすのが目的。
- 実装後の反応によっては切り替え期間を長くしたり短縮したりといった変更を加える可能性もある。
- 「オーバーウォッチ リーグ」でも導入予定。
今後はメタに照準を合わせ、バランス調整の頻度も増えると語るジェフ・カプラン氏。あわせてこの先の2つのパッチで大規模なチート対策も予定しているそうです。開発アップデート映像ではワークショップやリプレイ機能に関する計画も伝えられているので、気になる方はチェックしておきましょう。