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最新ゲームが毎日大量にリリースされる昨今。メーカーやストアのゲーム紹介だけでは「どんなゲームかわからない!」とお嘆きのGame*Spark読者も多いのではないでしょうか。そこで“なるべく早く”ゲームの生の内容をお届けするのが本企画「爆速プレイレポ」となります。
今回は2020年4月1日にソニー・インタラクティブエンタテインメントよりPS4向けにリリースされた『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア 2 キャンペーン リマスタード』について生の内容をお届けしたいと思います。
『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア 2 キャンペーン リマスタード』とは
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本作は、2009年に国内ではスクウェア・エニックスより発売されたFPS『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア2』(PS3/Xbox360/PC)に搭載されたキャンペーンモードをリマスターしたもの。特殊部隊「タスクフォース141(TF141)」と「米陸軍第75レンジャー連隊第1大隊」の登場人物達をメインに据え、超国家主義者「マカロフ」との戦いを描きます。
国内PS4版では画質(HDRにも対応)やアニメーションだけでなく、演出など様々な面でパワーアップしたキャンペーンモードを楽しむことが可能となっています。
気になるローカライズは
PS4版『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア 2 キャンペーン リマスタード』は日本語吹替・日本語字幕(字幕の表示有無は切替可)でのみプレイ可能となっており、英語音声への切り替え等はできません。なお、日本語吹き替え音声は新規収録されています。
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2009年版の『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア 2』とは異なる訳・表現をしている部分が多々存在するため、両作とも持っている方は比較しながらプレイしてみるのも面白いかもしれません。ただ、筆者自身は英語音声・日本語字幕タイプの人間なので、ゲーム内から言語選択ができないのは非常にもどかしく感じました。
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「No Russian」ミッションの表現規制は
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またもう一つ気になるのは、オリジナル版発売時に物議を醸した「No Russian」ミッションの表現規制。「潜入捜査中のスパイが敵の信頼を得るため、残虐な無差別テロ行為に手を貸す」という筋書なのですが、日本国内向けのオリジナル版では民間人を殺傷すると即ゲームオーバーになるという、本来のストーリーと矛盾する表現規制がなされていました。
リマスター版でも同様に、民間人を殺傷すると即ゲームオーバーとなってしまいます。シーンの過激さ故、仕方のないこととは思いますが、ストーリーと齟齬が生じているのがどうしても気になります。
『MWR』とほぼ同水準のリマスター
本作では、前作のリマスター『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア リマスタード』(2016年,PS4/Xbox One/PC)と同様、オリジナルに近いプレイ感覚でキャンペーンを楽しむことができます。オリジナル版をプレイしていた方なら、「こんなシーン、あったあった!」と懐かしめる箇所が満載のはず。ただし、グラフィックは(綺麗になっているものの)最先端のAAA級タイトルに比べるとかなり見劣りします。あくまで懐かしの『MW2』が現行機で遊べるようになったという風に捉えるのが良いでしょう。
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ローカライズが一新された『MW2』を現行機でプレイできる『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア 2 キャンペーン リマスタード』は、当時オリジナルをリアルタイムで遊んでいた人、オリジナル3部作を未プレイで『MWR』のみ遊んだ人、ミリタリージャンルが好きな人におススメできる作品です。また新生『MW』や『Warzone』で使用可能な「UDT Classic Ghostバンドル」が含まれているため、マルチプレイの息抜きにもピッタリでしょう。
PS4版『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア 2 キャンペーン リマスタード』は4月1日より2,189円で発売中(PlayStationストアページ)です。
また、後日よりPC(Battle.net)とXbox One(Microsoftストアページ)向けにも発売予定となっています。価格や発売予定日、バンドルの詳細については各ストアページにて確認できます。
タイトル:コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア 2 キャンペーン リマスタード
対応機種:PS4 / PC(Battle.net) / Xbox One
記事におけるプレイ機種:PS4
発売日:PS4:2020年3月17日(JST) / PC:2020年5月1日(PDT) / Xbox One:2020年5月1日午前2時(JST)
記事執筆時の著者プレイ時間:9時間
価格:PS4:2,189円 / PC:2,462円 / Xbox One:2,462円