カゴの中から脱走するムシたち
ムシエリアにはチョウなどの美しいものから、ガやムカデなどのあまり好まれないものまで何でも展示されます。その中でも特に活発なのはアリ。展示スペースのなかで大きな巣を展開していますが、それでは飽き足らず室内を移動しているところを確認できます。どこへ向かっているのかたどってみると、行く先は隣の部屋のデスクの上の角砂糖。甘いモノがあるところにはどこでもやってくるアリの生態を良く表現しています。
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また、展示されているムカデもケースをいとも簡単に脱走してしまう曲者。天井付近の壁に張り付いていました。
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故郷の実家で、天井付近をムカデが這い回っていたことを思い出しました。
昼と夜とで変わるムシたちの生体
昼と夜とで行動が大きく変わるのもポイント。例えばサソリは昼間はゲージの奥に見えないように隠れていますが、夜は前の方に出てきて活発に動きます。この変化が顕著なのはチョウが展示されているバタフライガーデン。種類が少ないうちは素朴な雰囲気ですがたくさん集まったガーデンは豪華絢爛。非常に見応えのあるものになります。
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博物館の外でしか見れない化石の様子
化石は島や部屋の中にも飾ることができます。部屋や島のどこかに飾った化石の目の前でAボタンを押すと、動き出すものも。お気に入りの化石を飾って触ってみると思わぬ発見があるかもしれません。
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また、「サメのはのかせき」や「しそちょう」などは、島や部屋に飾ってみると裏面にラベルが付いていることがわかります。鑑定してくれたフータがきちんと記録してくれたのでしょう。これも博物館に展示しているだけではわからない、作り込みの細かさがわかるポイントです。
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博物館のマスコット フータのかわいい様子
博物館のマスコットといえばフータ。フクロウなのにムシが苦手という妙なギャップを持っている彼は年中無休で博物館を運営するたぬきち、しずえさんに並ぶ島随一の働き者です。彼の目の前でムシを見せびらかすと、ばたばたと慌てふためく様子を見ることができます。嫌がる姿がいじらしくて何度も見せびらかしたくなります。
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フータは時々本を読んでおり、勉強に余念がありません。このとき覗き込んでみると、化石の本やサカナの本などを読んでいるのがわかります。
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しかし、いくら観察してもムシの本を読んでいる姿を見ることはできませんでした。その代わり文字だけの本を読んでいる姿を目撃。もしかしたら文章だけでムシの勉強をしているのかもしれませんね。
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ムシが苦手と言っている割に知識は非常に豊富なフータ。苦手でも仕事ならきちんと向き合おうとする姿勢は、見習いたいものです。
今回は5月までに入手できる展示物をもとに紹介しました。夏の生き物、冬の生き物などでも様々な変化が見つかるでしょうし、過去作に登場した「カメヤマさん」をはじめ小ネタも散りばめられています。ここでは紹介しきれていないたくさんの魅力が隠されていることでしょう。スタンプラリーは5月31日まで開催されていますので、景品目当てでも足を運んでみて、館内をじっくり観察してみてください。