最新ゲームが毎日大量にリリースされる昨今。メーカーやストアのゲーム紹介だけでは「どんなゲームかわからない!」とお嘆きのGame*Spark読者も多いのではないでしょうか。そこで“なるべく早く”ゲームの生の内容をお届けするのが本企画「爆速プレイレポ」となります。
今回は2020年9月4日にArsi "Hakita" Patala、New Blood InteractiveよりPC向けにSteamでリリースされた『ULTRAKILL』について生の内容をお届けしたいと思います。
『ULTRAKILL』とは
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『ULTRAKILL』は『Quake』シリーズに『DOOM(2016)』以降のハイスピードアクション、さらに『Devil May Cry』のような戦闘評価システムを組み合わせた、激しいバトル体験が楽しめるハイスピードシューターです。ローポリ風の絵作りも特徴的な作品となっています。
『ULTRAKILL』の実内容に迫る!
ストーリーはやたらとヘヴィーです。人類はすでに死滅、地球上には「血」を燃料として動くロボのみに。プレイヤーはロボの1体となり、地表から尽きかけてしまっている血を求め、地獄へ向かいます。
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自身の起動から物語は始まり、起動シーケンスの間に音声や画面設定などを行います。ちなみにこのゲーム、画面設定をどれだけ「下げられるか」の項目が多く、PS初期のような荒めのグラフィックにして遊ぶことが可能です。
地獄に降り立ったロボ。まずは武器を探しながらチュートリアルです。このチュートリアルで教えてくれる中で一番大事なことは、「敵の血で自分のライフを回復できる」ということ。とにかくこれさえ忘れなければそうそう死にません。瀕死になってしまっていても、あえて敵陣に突っ込み血みどろになって戦うと案外勝ててしまう上にライフが満タン、なんてことも。
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チュートリアルの終わりにピストルを拾うと画面いっぱいにデカデカと表示されるタイトル。
ということで、ここからは自由演技の開始です。限りなくスタイリッシュに目の前の敵を血煙にしていきましょう。ヘッドショットで殺す。相手の攻撃を反射して殺す。まとめて殺す。といったプレイをすると画面に表示される評価が高まります。
ステージ最後に用意してある穴に落ちればそのレベルはクリアです。クリアすると最終的なスコアと、まだ成功していないチャレンジなどを教えてくれます。
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ステージの合間にはこういった端末が用意されています。この端末ではクリア時に入手したポイントで武器の強化などが可能になっています。例えばピストルは右クリックの貫通射撃がコイン投げに変化します。
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コイン投げで投げたコインを撃つことで、出現している敵の弱点に必ず攻撃がヒットします。見た目も効果もスタイリッシュ。貫通効果のピストル、コイン投げができるピストル、それぞれ持ち込めるので、とりあえず両方装備しておくといいと思います。切り替えはデフォルトのキー設定なら1です。
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どうやら地獄には他のロボも降り立っているようです。黄色いボディで高速移動。剣を使った近接攻撃を主体にして戦うタイプようです。仲間になるのかな……?
敵でした。しかもやたらと殺意が高いです。ジャンプとダッシュを組み合わせて距離を取り続け、コイン投げとヘッドショットを連発してなんとか撃破。彼の使っていた「ショットガン」を入手、先にすすめるようになります。
シューター初心者も安心のアシスト設定
「このゲーム、ハイスピードすぎてついていけないかも……」と思った方、安心してください。この『ULTLAKILL』には様々なアシスト機能が存在します。ざっくりと敵の方向を向くだけで照準が敵に合うオートエイムや、敵を確認しやすくするシルエット表示。また、クリア時に最上位のランクは取れなくなりますが、ゲームスピードそのものを下げたり、敵からのダメージを減少させるといった大幅にゲームのバランスを変更する設定も存在します。まずは普通に始め、コリャ無理だ!となったら各種アシストの手を借りてみましょう。
まとめ
オールドスクールなスタイルのシューターにリアルタイム評価システムというスパイスを加えたら、脳がシビれる逸品に進化した!という感じなのが本作。演出面のカッコ良さや、死んでしまったあとボタンひとつで即リトライできる点など、とにかくゲームだけでなく、プレイヤー自身のテンションも超スピードに乗ったまま一気に遊べてしまう一作です。『ULTRAKILL』は現在Steamで2,050円にて早期アクセス版を配信中です。
タイトル:ULTRAKILL
対応機種:PC
記事におけるプレイ機種:PC
発売日:2020年9月4日
記事執筆時の著者プレイ時間:4時間
価格:2,050円