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インディーゲーム開発者コミュニティasobuは、日本のインディーゲーム業界をサポートする「asobu」計画の詳細を発表しました。
これはインディーゲーム開発者向けの支援活動、情報共有、ネットワーキング、情報宣伝活動、コンサルティング、広報活動などを網羅する複合的なもので、国内外での業界の成長・発展をサポートする計画だといいます。また計画の第一弾として、9月21日に発売中及び近日リリース予定のインディーゲームを紹介する「asobu indie showcase」を、YoutubeとTwitchで配信することも発表。なお、今後展開する予定のイベントの多くはオンライン形式となるようです。
「asobu」計画では、Discordサーバーを中心に、クリエイターやクリエイターを目指す人たちが気軽に参加し、他のクリエイターやファンと交流できるオンラインコミュニティを育てていくとのこと。このコミュニティに加われば、asobuによるインディーゲームを紹介する各種特別イベントにも参加が可能になります。
また、新型コロナウィルスをめぐる状況が収束し次第、asobu本部でオフラインでも開発者をサポートする準備が進められています。コミュニティワークスペースでは平日は10人ほどの「コアメンバー」が交代で利用するシェアオフィスに、夜間や週末はセミナーやゲームジャム、テストプレイなどのイベント開催場になる予定とのこと。さらに、コアメンバーでない国内外の開発者に、一時的にスペースを開放することも検討しているようです。
なお、Makers Fund、講談社、Kickstarter、ID@Xbox、Akira Ushiodaといったサポーターの支援により、これらのサービスはすべて無料で提供されます。そのほか、『Downwell』の開発者であるもっぴん氏や、asobu共同創設者の曹政氏からコメントも寄せられています。
もっぴん氏
「個人でのゲーム開発は、制作過程はもちろんのこと、作品の出展や発売の段階など、あらゆる局面で障壁が立ちはだかります。asobuのような、アドバイスを求めたり意見交換できる場が開発者にとっては大きな助けとなります。我々開発者が出会い、サポートし合う場としてasobuのコミュニティが益々広がり、日本のインディー界全体の盛り上がりにつながればと思っています。」
曹政氏
「ゲーム作りはそもそも非常に難易度が高い創造活動であり、それに加え、日本の独立系開発者達は、歴史的なものや文化的なものを含め、独特なチャレンジを抱えており、十分な力を発揮できずにいます。asobuはゲームクリエーターの相互サポートのエコシステムの構築を目指したいと思っています。」
「asobu indie showcase」動画配信イベント概要
#asobuindieshowcase pic.twitter.com/kq50KVhxAO
— asobu (@asobudev) September 15, 2020
配信日時:2020年9月21日(月)21:00~
WEBサイト:https://asobu-events.dev/
asobu YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCLtJ1BUtXm366n4PcRtgr0g
asobu Twitch:https://www.twitch.tv/asobudev/