いよいよ発売されたPS5、ローンチタイトルも充実しており、手に入れたその日からFPSやTPS、アクションRPG、アドベンチャーまで多岐にわたるゲームが楽しめます。
ですが、約7年に渡って多くのタイトルが送り出され、傑作が揃っているPS4と比べるとまだまだ寂しいものがあるのも事実であり、今一つ「ピン」とくるゲームが無いという方もいるのではないでしょうか?
そんな方にオススメなのが、PS5を所持しているPS Plus加入者に向けて提供されている「PS Plus コレクション」。これはPS4の名作タイトルをPS5にダウンロード可能で、なんとPS Plusに加入していれば追加費用をかけずに以下のタイトル全て遊ぶことができます。
SIE ワールドワイド・スタジオタイトル
- 『Bloodborne』
- 『Days Gone』
- 『Detroit: Become Human』
- 『InFAMOUS Second Son』
- 『The Last of Us Remastered』
- 『Until Dawn – 惨劇の山荘 –』
- 『アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝』
- 『ゴッド・オブ・ウォー』
- 『人喰いの大鷲トリコ』
- 『ラチェット&クランク THE GAME』
ソフトウェアメーカータイトル
- 『BIOHAZARD 7 resident evil』
- 『Fallout 4』
- 『FINAL FANTASY XV ROYAL EDITION』
- 『クラッシュ・バンディクー ブッとび3段もり!』
- 『コール オブ デューティ ブラックオプス III ゲーム オブ ザ イヤー + ゾンビクロニクル同梱版』
- 『バットマン:アーカム・ナイト』
- 『バトルフィールド 1』
- 『ペルソナ5』
- 『モンスターハンター:ワールド』
いずれも名作と名高いタイトルばかりですが、PS5で遊べばさらに読み込み速度やフレームレートが向上して、より快適に!
そこで本稿では筆者オススメの「PS Plus コレクション」タイトルを実際にPS4とPS5でプレイし、ロード時間等の比較を行いました。対象タイトル『Bloodborne』『Fallout4』『バトルフィールド 1』『モンスターハンター:ワールド』の計4本。なお、本稿では小数点第一位を四捨五入しています。
『Fallout 4』
最初に比較するのはBethesda Game Studiosの大人気RPG『Fallout4』。レトロフューチャーなオープンワールド世界で繰り広げられるシューティングRPGです。
筆者は『Fallout4』をプレイする為にPS4を購入し、複数のセーブデータで計約600時間にわたって本作の独特の世界観やガジェットのデザイン、物語に没頭しました。一方で頻繁なロードとその長さや、プレイを進めて自分の街を作り込むほどゲームが重くなり、フレームレートが極端に下がったりフリーズしたりする現象には辟易させられました。「これさえなければ完璧なゲームなのに!」と思ったことも、一度や二度ではありません。
そんな『Fallout4』はPS5で、完璧なゲームに生まれ変わったのでしょうか?今回は筆者がPS4時代に進めていた約100時間のセーブデータをPS5とPS4でプレイし、両者のロード時間や拠点での負荷のかかり方を比較していきます。
まずロード時間からです。『Fallout4』でストレスとなったのがエリア間の移動で挟まれるロード、特に広いダンジョンの場合などは顕著でした。
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最初にサンクチュアリからダイヤモンドシティへファストトラベルするロード時間を比べていきます。なお、移動ボタンを押した時点からキャラクターを動かせるようになるまでをロード時間とみなし計測しています。結果PS4では31秒、PS5では13秒でした。
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次に連邦からヌカワールドへの大規模マップ移動について比べてます。プリドゥエンからヌカワールドへとファストトラベルするとPS4では1分11秒でしたが、PS5では38秒でした。各ダンジョンとも、PS5ではおおむねPS4の半分程度のロード時間となっています。
エリア間移動時のロード時間が10秒台になるとマップとダンジョンの断絶が無くなり、オープンワールドそのものが拡張されたかのように錯覚します。さらにフレームレートも安定しており、これなら快適に『Fallout4』ライフが過ごせそうでした。
『Bloodborne』
SCE JAPANスタジオとフロム・ソフトウェアが手がけた名作『Bloodborne』。陰鬱ながらも美しい19世紀ヴィクトリア調の都市ヤーナムで繰り広げられる死闘は、高い難易度と合わせて熱心なファンを生み出しました。
筆者は『Bloodborne』の素晴らしい世界観に誘われてプレイしたものの、あまりの難易度の高さに挫折。死んだあとのロード時間が長く、同じ敵に殺されると「もういいかな…」となってしまったのです。結局ガスコイン神父を無理やり火炎壺で焼いた後、自分も燃え尽きてしまいました。
そんな高難易度の『Bloodborne』でも、ロード時間が早くなれば私のように頻繁に死んでしまうプレイヤーが、心折られずクリアできるかもしれません。
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というわけで今回は、死亡時から復活までのロード時間を計測します。今回計測する環境は旧市街の上の敵に負けてから復活するまで。「YOU DIED」が表示されてからキャラクターを動かせるようになるまでを計測します。
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PS4では18秒、PS5では17秒となりました。思ったよりも早くなっていない。ほとんど同じとみなしてよいロード時間です。
では、狩人の夢から旧市街までのマップを行き来するロード時間はどうでしょうか。こちらは移動ボタンを押してから、キャラクターを動かせるようになるまでを計測しました。この場合はPS4では28秒に対し、PS5では16秒でした。
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こちらではロード時間は約半分となっていました。ゲームスタート時のロード時間も約半分ほどなので、大きなデータを読み込む場合は違いが顕著に表れるのでしょう。
また、美しい都市と生理的な気持ち悪さを表現していたグラフィックは非常にハイクオリティながらも、その一方でフレームレートが下がる場面がPS4ではありました。しかし、PS5ではそのようなこともなく、安定してプレイできました。フレームレートが上がったというよりは、細かな処理落ちが生じなくなったという感じです。
残念ながら死んでしまった際のロード時間は短くならなかったので、私は折れた心を鍛え直して挑戦するしかなさそうです。
『バトルフィールド 1』
筆者は普段ミリタリー模型を多く制作しているのですが、その中でも特に好んで制作するジャンルが第一次世界大戦の兵器です。19世紀の息吹がいまだに残るこの戦場では4年に及ぶ戦争の中で技術が急速に進歩しており、現代の目から見ると奇妙で興味深い魅力的な兵器が数多く登場します。
EA DICEが送る『バトルフィールド 1』ではこの第一次世界大戦の雰囲気をゲームとして面白くなるように変化させ、私たちを20世紀初頭の大戦争へと誘ってくれます。従来のBFシリーズと異なり、比較的単純な操作感やマップ構成はFPS初心者の方にもおすすめです。
PS4の時点で十二分に美しかった本作がPS5でどのように変化するのか、マルチプレイ時のマップロード時間を比較していきます。
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今回はサーバーブラウザから定員が空いているゲームに参加を選択した瞬間から分隊選択画面までをロードとみなして計測していきます。なお、マップはいずれもSINAI DESERTです。この場合PS4では1分47秒でしたが、PS5では40秒でした。
あまりのロード時間の違いに驚き、他のマップでも計測したところ、GIANT’S SHADOWではPS4で1分50秒、SUEZではPS5で35秒NIVELLE NIGHTSではPS5で50秒でした。いずれのマップでも、PS5はPS4の半分以下でロードが終了しています。
ロード時間が早いため、マップを読み込んでも他のプレイヤーが開始するまで待たされるのがネック。途中参戦の場合は恩恵を得られますが、最初から始める場合は結局戦闘開始まで待つことになります。
『モンスターハンター:ワールド』
最後にPS4時代の大ヒット作『モンスターハンター:ワールド』です。今までのエリア制から変化し、広大なオープンワールドで描かれる豊かな生態系は、主役のモンスターからトンボやカエルといった環境生物までを内包した魅力的な物となっています。
ですが、拠点からオープンワールドであるマップへと移動する際は少しロードが長いな、と感じるのも事実です。PS5でロード時間がどの様になったのか比較していきましょう。
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今回は探索モードで調査拠点アステラから古代樹の森、南西初期キャンプへ移動した際のロード時間を計測します。なお、計測は移動ボタンを押した瞬間からキャラクターを操作できるようになるまで。結果、PS4では1分9秒でしたが、PS5では27秒でした。
もっとも、一度古代樹に着いてしまったら各キャンプ地へファストトラベルしてもロード時間は変わりませんでした。ですがクエスト受注からマップまでの移動がスムーズになるのは、快適な狩りにおいて大きな恩恵であることは間違いないでしょう。
PS5では注目のローンチタイトルが数多く出ていますが、PS Plus加入者ならば追加費用無料でPS4時代の名作が楽しめる「PS Plus コレクション」という手もあります。より快適にパワーアップしてプレイできるので、是非こちらもチェックしておきましょう!