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「どこで売られるか、発表される前から把握している」PS5を約3,500台買い占めさせた海外転売支援グループ運営者が海外インタビューで語る

2020年の新型コロナウイルスによるロックダウン中から、人々の興味関心が大きく変化したとのこと。

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Thomas Trutschel/Photothek/ゲッティイメージズ
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Thomas Trutschel/Photothek/ゲッティイメージズ

PlayStation 5の大規模買い占めに携わったとするイギリスの転売支援グループが、その転売支援の手法を海外メディアBusiness Insiderの取材に対し明かしました

Business Insiderのインタビューに答えたのは転売支援グループ「CrepChiefNotify」運営者のTom氏。同グループは先日、メンバーに計3,500台近くものPS5を買い占め・転売させたとのことです。

「CrepChiefNotify」とは

英・ロンドンを拠点に活動する転売支援グループ。12名の従業員と数千名のメンバーからなり、約4,000円(月々)~5万6千円(一生涯)までのサブスクリプションサービスを提供。メンバー特典の在庫追加通知やボット(※)を活用することで、引く手あまたの人気商品を購入しやすくなり、それらを転売することで相当な収益を上げられる―という触れ込みで会員を増やしているとのこと。

(※)待ち時間回避や順番割り込みなどの機能を備えた、購入支援ソフトウェア。元々はスニーカーやブランド品の購入に使われていた。

「あらゆる努力をしなければ、成功などまずあり得ない」「どこで売られるか、発表される前から把握している」「新たな在庫が入るたびにメンバーに通知し、買い占めさせる」と取材に対し豪語するTom氏。ロックダウン中に起こった家電製品などの需要の高まりと転売の動きに気づいた後は、それに対応するBOTを作り出し、PlayStation・Xboxの次世代機の予約受付が開始されてからは、以下のような“対応”を実施したとのことです。

「(PS5の)在庫が入った時のために全てのウェブサイトを監視し、少なくとも1台はPS5をほぼ確実に買えるようにするためのメンバー専用ボットも稼働させていました」「次世代ゲーム機への需要の高まりで、スニーカーだけではなく、電気製品にも対応した多用途ボットの開発に注力するようになったのです」

ECサイトでは高額な転売出品が並ぶなど、国内でも入手困難となっている次世代ゲーム機。注目度の高い人気商品に関しては、通常販売では、このようなグループによるBOTを利用した手軽な購買手段の餌食となってしまう状況です。抽選方式であっても、“一攫千金”を求める購買者の存在を考えれば、転売行為に関わらない一般ユーザーがメーカーの意図する規模で次世代ゲーム機を購入できる日はまだしばらく期待出来ないのかもしれません。

《S. Eto》
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