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Kickstarterから6年……SRPG『Unsung Story』Steamにて早期アクセス開始も、松野泰己氏らは既に関わらず

松野泰己氏や吉田明彦氏、崎元仁氏といった名立たる日本人スタッフが開発に携わるという触れ込みでプロジェクト始動したSRPG。

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Little Orbitは、ターン制SRPG『Unsung Story』の早期アクセスをSteamにて開始しました。

同作は、2014年にKickstarterにてクラウドファンディングキャンペーンが行われたシミュレーションRPG。当時はPlayDekが開発・パブリッシングを行っていました。

ゲームデザイナーの松野泰己氏やキャラクターデザイナーの吉田明彦氏、コンポーザー・アレンジャーの崎元仁氏といった名立たる日本人スタッフが開発に携わるという触れ込みでプロジェクト始動した同作は、目標額60万ドルに対し66万ドルを集めて目標金額を達成。しかしながら、その後プロジェクトは2015年のリリースを延期することとなり、2016年2月には同作について主要スタッフの離脱や資金難などにより非常に厳しい見通しとなっていることが発表されていました。

2017年、『Unsung Story』プロジェクトを引き継ぐことになったLittle Orbitは、同作をいちから開発し直す旨、松野氏のゲームデザインと、当初のシングルプレイヤーゲーム構想に立ち戻る旨をバッカー向けに伝えていました

同作の説明欄には

『Unsung Story』は、松野泰己氏による『FFT』『ベイグラントストーリー』の精神的後継作です(Unsung Story is Yasumi Matsuno’s spiritual successor to Final Fantasy Tactics and Vagrant Story)

マスターデザイナー、松野泰己氏が生み出した全く新しい魔法の世界を探索しよう(Explore an all-new magical world created by master designer Yasumi Matsuno)

という文言が並んでいますが、松野泰己氏(@YasumiMatsuno)によれば、同氏の戦闘・フィールドに関するアイデアは既にKickstater開始時点で大きく方針転換されており、PlayDek時代のプロジェクト瓦解時点で連絡が途絶えてしまっていたとのこと(その後Little Orbitとのやり取りを通し、正式にプロジェクトを離脱)。

松野氏はLittle Orbitによる新生『Unsung Story』の開発には携わっておらず、同氏のゲームデザインやストーリーラインがどのように『Unsung Story』に用いられているかは自身も知らされていないとのことです。

『Unsung Story』はPC(Steam)向けに3,090円で早期アクセスを実施中。早期アクセスは1年半ほどを予定で、7ミッションからなる第一章と初期6クラスほどが実装されているとのことです。

《S. Eto》
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