Kawaii全開！クリッカー風ADV『ナユの冒険』で癒やされる【爆速プレイレポ】

最新ゲームが毎日大量にリリースされる昨今。メーカーやストアのゲーム紹介だけでは「どんなゲームかわからない！」とお嘆きのGame*Spark読者も多いのではないでしょうか。そこで“なるべく早く”ゲームの生の内容をお届けするのが本企画「爆速プレイレポ」となります。

今回はインディーデベロッパーのこげうめ氏が開発し、2021年1月19日にSteamにてPC(Windows/Mac)向けに配信開始したクリッカー風のアドベンチャーゲーム『ナユの冒険』について生の内容をお届けしたいと思います。

『ナユの冒険』とは？

本作は、とある平和な島を舞台に、ある日、目にした冒険ツアーのチラシに惹かれ、ただひとり会場へとやってきた狐の少女「ナユ」とツアーの主催者の妖精「ルゥ」たちが織りなす“ちょっとした冒険”をひたすら可愛らしい空気で描くアドベンチャーゲーム。幕間や戦闘シーンがクリッカー調になっているのが特徴です。

物語のはじまりはじまり

ゲームを始めると、場面はとある広場。冒険ツアーを主催したものの参加者1名、という事態になってしまった妖精のルゥが、ただひとり訪れてくれた少女ナユと会話を行うところから物語が始まります。会話の結果、ルゥの書いたチラシの絵が下手すぎた可能性も浮上したものの、気を取り直して早速冒険のルールを説明し、順路へと旅立ちます。

この移動の幕間はクリッカーとして展開。ただし、一定時間でステージをクリアしないといけない、などということはなく、またストーリーの範疇では殆どアップグレードの必要すらないため、お好みのペースで進めていきましょう。敵が硬すぎる場合は攻撃で貯まり、MAXのときにゲージを押せば一定時間攻撃力を大幅に高めるFEVERゲージを出し惜しみする必要はありません。

ツアーが“ほんとうの冒険”に？

そんなこんなで森の入口に差し掛かると、ルゥが仕込んでいたらしき敵役が「予定より早く」登場。なんでも、更に森の入口にはお腹がへると凶暴になるハラペコグマがいて逃げてきたとか。これを「ボスイベント」と勘違いしたナユはクマに突撃、予定されていた冒険は異なるものへと変わっていくことになります。この後も、森で意地悪そうな兄弟に追われていた少女スズを助けたりと、ナユを待ち受ける冒険をプレイヤーは可愛い雰囲気を存分に味わいながら楽しむことができます。

プレイ時間は短いけれど……

そんな本作ですが、クリッカーパートできちんとクリックをしているとプレイ時間はスタッフロールまでで30分ほど。その後の実績全解除を含めても60分で終わってしまう小粒なタイトルです。ですが、その可愛らしさは折り紙付き。UIなどまで含めたアートデザインの完成度も高く、イラストの空気が気に入ったり、ほんわかとした空気のタイトルが好きならば満足して過ごせることでしょう。

なお、クリア後は、エンドレスモードと『Flappy bird』チックなミニゲームが開放。エンドレスモードではストーリーではほとんど開放できなかったナユのひたすら可愛い別衣装や、アップグレードのアンロックとともに見られる物語の背景を知れるテキストを楽しんだりできます。特に後半のアップグレードのテキストの内容には、おっ、とさせられる内容もあるのでゲームが気にいった方は開放してみましょう。