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ソニーは、2021年2月3日に2020年度第3四半期の決算短信と関連資料を公開しました。ゲーム部門を含む多くの部門で大幅な増益見込みとなっています。
資料によると、同社グループ全体の第3四半期連結売上高は前年同期比9%増の2兆6,965億円。連結営業利益は、前年同期比20%増の3,592億円と大幅な増益となっています。また、2020年度(2020年4月1日から2021年3月31日まで)連結業績見通しでは「当社株主に帰属する当期純利益」が前年比86%増の1兆850億円となり、昨年10月時の見通しより36%増で上方修正されています。
ゲーム部門では、第3四半期の売上高が前年同期比40%増の8,832億円となったほか、営業利益も大幅増益。背景には新型コロナウイルスによる「巣ごもり需要」のほか、当四半期に発売された次世代プラットフォーム「PS5」が大きく影響しているようです。
PS5は、発売から2021年12月31日までの期間中に450万台を販売。当年度中の目標数760万台に向けて順調な進捗であるとともに、現在手に入りづらい状況を認識して1台でも多く提供できるように取り組むとしています。また、PS5ローンチタイトル『Marvel’s Spider-Man: Miles Morales』は12月末までに約410万本の実売数を記録しています(PS4版を含めた割合は未公表)。
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そのほかゲーム部門のトピックスとして、12月のPSユーザーの総ゲームプレイ時間が前年同月比で約30%増加、PS5ユーザーの「PlayStation Plus」加入率が12月末時点で87%と極めて高い水準であることを報告。ソフトやハードの売上のほか、ネットワークサービスの増収が影響を与えているようです。
その他の部門の詳細などは公式IRサイトの資料をご覧ください。