THQ Nordicより、PC/PS4/Xbox One向けに発売されるケモノオープンワールドRPG『バイオミュータント』。文明崩壊後のさまざまな種族たちが対立する世界を舞台に、プレイヤーが旅をしながら、その世界の命運を握ることになる物語が描かれます。
本作は2017年8月に制作が発表。発売まで長年を要した作品ですが、これまで魅力的なトレイラーなどもさまざま公開されてきたため、注目しているゲーマーも多いのではないでしょうか。本作の大きな魅力のひとつとしてあげられるのが、生き生きとした「ケモノ」たちを主役とした部分。主人公はもちろん登場する敵味方NPCなど、その毛並みやキュートな雰囲気なども要注目です。
本記事では、同作を彩るケモノたちについておすすめしたいポイントをお届け。バラエティ豊かなキャラメイク、苛烈ながら美しい世界を生き抜く「ケモノ」たちの魅力などを紹介していきます。
キャラメイクを楽しもう！種族や見た目も自由自在だ！
魅力的な「ケモノ」がたくさん登場する本作ですが、まずこだわりたいのがプレイヤー自身が操作する主人公です。キャラメイクでは「基本種族」「耐性」「毛の模様」「毛の色」「クラス」を選択可能。このキャラメイクの豊富なメニューこそが、まずおすすめしなくてはならない「ケモノ」ポイントです。
「基本種族」で用意されているのは、ネコのような姿やネズミのような姿など6種類。種族ごとにそれぞれ得意分野があるのですが、種族決定後さらに「筋力」や「カリスマ」などのステータスを大まかに決められます。なんと本作では、そのステータスにあわせて主人公の見た目も大幅に変わるのです！
「筋力」を上げれば上半身が大きくなり「知性」を上げれば頭が大きく、「カリスマ」特化では種族ごとに凛々しかったり穏やかであったりとバリエーションは非常に豊富。同じ種族であっても、まるで別の生き物に見えるほどに印象が変わります。かっこいい筋肉系ケモノも、かわいい系ケモノもプレイヤー次第で作り出せるのです。
ステータスは直感的に変更できるため、色々と試して自分の理想の見た目へと近づけてみましょう。もちろんランダム設定も用意されているため、理想のケモノが生まれるまで回し続けるのも面白いかも知れません。
＜プライマル＞
素早さに長けた代わりに知力が少し劣るため、特殊能力が苦手な種族。全体的に顔と耳が大きくなる傾向です。6種類の中でも耳が目立つので、ケモノ耳好きにはおすすめ！
＜ダムドン＞
腕力に長けた種族。出っ歯で細い目、短い毛の姿はどこかキュートさがあります。スライダーで顔の方向性が大幅に変わる種族のひとつです。知性特化は冷静な捕食者の雰囲気を纏わせていてかっこいい。
＜レックス＞
知性と肉体のバランスが良い種族。ウサギのような短くふわふわした毛並み、大きい鼻と口が特徴的な丸い顔の種族。個人的にはレックスが一番撫で心地が良さそうです。
＜ハイラ＞
生命力や回復力に特化した種族がハイラ。どことなく犬を思わせるパーツが多めです。全体的に少し悪そうな顔になりやすいので、アウトロープレイ時にはもってこいかも知れません。
＜フィップ＞
精神力に特化しているため、特殊能力に秀でたクラス。大きい口に出っ歯、小さい目と少しユニークな顔つきをしています。ステータス特化をしてもほとんど顔の方向性が変わらないのも特徴です。
＜マーゲル＞
「理想の交配種」と呼ばれる種族。ステータスによって猫や犬などを思わせるさまざまな方向性に顔つきが変わります。全体的に落ち着いたかっこいい雰囲気になるため、ヒーロー的なプレイスタイル向き？
なお、キャラメイクで設定できる「毛皮の種類」も豊富で、さらに「毛の色」も毛皮のパターンごとに2ヶ所それぞれ設定が可能。毛の色も輝度で細かく決められます。また嬉しいのが、毛皮や色を決定してから種族選択に戻っても、その設定が保持されているという点。かっこいいパターンを見つけてから改めて種族やスタイルを変更する、そんな自由さが本作にはあるのです！
装備品がしっかりと見た目にフィードバックされるのも本作の特徴。パーツで装備品を強化する改造もあるため、お気に入りの防具をある程度使い続けることも可能です。
毛皮がフッサフサ！撫でたくなるその柔らかさも注目！
さて、理想的「ケモノ」主人公が作れたらゲームの始まりです。最初のムービー後、チュートリアルとして一通りの戦闘や移動などの基本を学べます。チュートリアルは薄暗い洞窟がメインで行われますが、ある程度進めると地上のシーンに移ります。
このシーンは主人公の過去を体験するパートです。もしかしたらここで、あらためて「毛がフッサフサだな！」と気づくプレイヤーが多いかも。そう、本作はその毛皮のこだわり方も「ケモノ」ポイントとしてぜひ推さなければなりません！
本作では「フォトモード」が存在し、色々なアングルで風景を撮影できます。再び時間は戻り、今の主人公のパートに。ストーリーとしてはここから明るい地上に登るパートです。せっかくなのでフォトモードのアップ機能で主人公の尻尾に注目してみましょう。
また、主人公のあらゆる状態や動きに対応して毛皮もしっかり順応してくれます。個人的には「水に濡れている時」に、しっかり耳などがペタッとなる感じがとても可愛いと思います。
＜走っている時＞
＜水に濡れる前と濡れた後＞
＜かっこいい空中二丁拳銃！＞
世界を旅しよう！地上は「ケモノ」で溢れている！
本作が、さまざまな種族たちが対立する世界が舞台であることは説明しました。彼らはそれぞれ「トライブ」と呼ばれる勢力に分かれ、仲間を集めて戦っています。トライブの「ケモノ」たちは大まかに系統が異なっているなど、この世界では基本的に同じ系統で固まっている事が多いようです。
主人公が地上へと出て自由に動ける頃には、「ジャグニ」「ミリアド」の2つのトライブが登場。筆者はプレイ時に世界を救おうとしている「ミリアド」を選択したので、シーフー（リーダー）や本拠地で暮らす「ケモノ」たちの姿を紹介していきます。どうやらミリアドにはネコのような姿が多い印象です。
また、交戦状態の「ジャグニ」はシーフーなど犬のような雰囲気を持っている様子。この世界にはまだいくつか勢力があり、それぞれ特徴的な姿をしている「ケモノ」も多いようです。もちろん、どこの勢力にも属していないNPCや、世界を旅する巡礼者なども多数存在しています。
＜ジャグニ・シーフー＞
＜序盤で出会える特徴的なケモノたち＞
＜主人公の両親＞
「ケモノ」求めて旅は続く！もちろん世界の命運も考えよう！
ここまで、序盤に登場する「ケモノ」たちの姿を主人公を含めて紹介してきました。主人公に立ちはだかる敵キャラクターたちも、もちろん「ケモノ」だらけです（環境で誕生したクリーチャーもいますが）。しかし、敵にはオープニングムービーにも登場する巨大なものも多く存在。強力な武器や力を持つ彼らの姿も必見です。
また、この世界にいるのは「ケモノ」だけではありません。フィールド上には野生生物も存在しており、悪の「ケモノ」から狙われていることもあるようです。助けると主人公を乗せてくれるお助けキャラになってくれるのも嬉しいところ。もちろん、野生生物の毛並みも非常に柔らかくて素敵ですよ。
ここまで紹介してきた『バイオミュータント』の色とりどりの「ケモノ」たち。本作をプレイしてみて思うのは、カットシーンを含む多くの場面でしっかりと柔らかなそうな毛皮を描写していること。こころなしか、毛皮の魅力をクローズアップしているカットが多い気もします。
『バイオミュータント』はPC/PS4/Xbox One向けにリリース予定。ゲームはケモノを堪能するのはもちろん、オープンワールドの世界を自由気ままに旅することも可能です。
