Pixmainが発売し、Darjeelingが手掛ける『迷路探偵ピエール:ラビリンス・シティ』は、名探偵ピエールとなって、迷路ストーンを盗んだ怪盗Xを捕まえるために迷路化した世界を進んでいく迷路アドベンチャーです。
本作のビジュアルを見た時、「ウォーリーをさがせ!」を思い浮かべた人もいるのではないでしょうか。同作は誰もが一度は読んだことがありますよね。筆者も本を開いて、人差し指を使ってウォーリーを探し当てていたものです。
本作にも何かを探し当てていく要素は備わっていました。ただそれだけではなく、絵本にはないビデオゲームならではの魅力もあったのです。
現在、Steam Next フェス(日本時間6月23日午前2時に終了予定)にて本作の体験版が配信されているので、そのプレイレポートをお届けします。
ただただ背景を眺めるだけでも面白い!

本作は、IC4DESIGN Studioが制作した同名の絵本を原作とした迷路ゲームです。プレイヤーは、人混みによって出来た迷路を進んでいくことになります。

本作の面白さは迷路から脱出する時ではなく、むしろ迷路をさまよっている時に感じられます。
背景にいる人・モノ・動物はそれぞれ個性的な動きをしており、それらを眺めているだけで面白いのです。ここはゲーム版ならではの要素といえるでしょう。

プレイヤーは、重要人物がいる目標地点まで進むことになります。そこまで進んだら次は別の人物の場所に。最終的には怪盗Xのもとに向かうことになります。
非常にシンプルなゲーム内容ですが、ステージには前述した魅力的な背景のほか、多数のギミックが用意されていたり、やりこみ要素のスターが隠されていたりするので、いつまでも滞在してしまう魅力があります。

迷路の難易度はかなり低めに設定されており、1ステージは15分もあればクリアできました。製品版では、どのくらいのステージが用意されているのか気になるところです。
ちなみに体験版では、博物館のステージと街のステージがプレイできます。

「迷路探偵ピエール」の絵本は、これまで数々のシリーズが出版されているのですが、正直なところ、筆者は本作でその存在を知りました。なので、どうしてもビジュアルをみると「ウォーリーをさがせ!」を思い浮かべてしまうのです。
ただ、本作にも「ウォーリーをさがせ!」のように、背景にいる人々を見て「この人は何をしているんだろう?」と考えてしまう面白さはあるので、本記事を読んで気になった人は体験版をプレイしてみてはいかがでしょうか。
『迷路探偵ピエール:ラビリンス・シティ』はPCを対象に2021年6月22日配信予定。ニンテンドースイッチ/iOS/Android向けにも展開予定です。
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