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その創造性の高さから、教育にも役立てられているサンドボックスゲーム『マインクラフト』。しかし韓国において、そんな同作が“成人指定”タイトルになってしまう可能性が出てきているようです。
この問題は、同作のPC版『Javaエディション』の公式ページに掲載された告知によって明らかとなったものです。ページには「韓国の場合、19歳以上のプレイヤーのみがMinecraft Java版を購入してプレイできます。」とあり、韓国国内からの購入とプレイに年齢制限が課されることが分かります。
『Javaエディション』についてはセキュリティ面の改善のため、従来のMojangアカウントからマイクロソフトのものへ移行が進められてきました。そして韓国では午前0時から午前6時の間、16歳未満の青少年のオンラインゲームのプレイを禁止する「青少年夜間ゲームシャットダウン制」というものが存在。今回の問題は、マイクロソフトがこの制度に対応するサーバーを個別に用意することが難しいため、19歳以上を対象として販売するという対応を取ったことによるものです。
これを受けて韓国国内では、1か月以内に20万件の署名が集められれば政府がその要望に対応する国民請願掲示板にて、シャットダウン制度の廃止と同作の成人指定の阻止を望む請願が寄せられており、一週間足らずで9万人以上の賛同が集まっているようです。
なお、海外メディアGamesIndustry.bizがマイクロソフトの担当者にコメントを求めたところ、「韓国の19歳未満の既存および新規プレイヤーのための長期的な解決策に取り組んでおり、今年後半にはこの件についてさらに詳しくお伝えする予定です」との回答を得ています。