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中国全土のメディアを管轄する機関国家新聞出版署が30日、未成年者(18歳未満)によるネットゲームの利用を厳しく制限する方針を発表したと日本経済新聞が報じました。
方針では、未成年者のネットゲーム利用は金曜、土曜、日曜と祝日の夜8時から9時までに限定すること、実名による利用登録も厳格化するよう求めることなどが挙げられています。2019年に打ち出していた「休日・祝日は1日3時間、それ以外の日は1.5時間を超えてはならない」といった未成年者のネットゲーム利用に関する規制をさらに強化した形となっています。
ネットゲームをめぐっては、2021年8月3日国営新華社通信系の国営紙である「経済参考報」が、オンラインゲームに関して「精神的アヘン」であると表現。テンセントなどのゲーム企業の株価に一時影響が出るという事態に。また、テンセントはこの報道を受けて、未成年者のゲーム利用時間の制限や、12歳未満のユーザーに対してゲーム内アイテムの購入禁止などの方針を発表していました。