ユービーアイソフトは、対戦FPS『レインボーシックス シージ』の新シーズンY6S4「HIGH CALIBRE」の詳細をe-Sports大会「Six Sweden Major 2021」にて発表しました。新オペレーター「THORN」は感知式の設置型トラップ「レイザーブルームシェル」を持ち、「アウトバック」はマップリワークにより戦略性が高まりました。その他にも、防弾カメラのEMPバースト実装やHUDの改修、一部オペレーターの調整などが実施されます。
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編集部では発表に先立って、新シーズン「HIGH CALIBRE」をプレイする機会を頂いたので、本稿ではその模様をお届けします!なお、ライブサーバー実装時に仕様が変更となる場合がありますので、ご留意ください。
新オペレーター「THORN」
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アーマー2/スピード2
プライマリウェポン:UZK50Gi・M780
セカンダリウェポン:1911 TACOPS・C75 Auto
サブガジェット:展開型シールド・有刺鉄線
アイルランド出身の「THORN」は、感知式の投擲デバイス「レイザーブルームシェル」を持つ防衛オペレーターです。レイザーブルームシェルは、壁や床、オブジェクトに設置可能なデバイス。設置から有効化までに約6秒の時間がかかりますが、その後は攻撃側オペレーターが有効範囲内に近づくと起動し、約3秒で起爆、近距離にいるオペレーターにダメージを与えるというものです。なお、近距離であれば即死、約3.5m以上離れれば負傷(検証時はアーマー2)と、デバイスとオペレーターの距離によってダメージ量は変化します。レイザーブルームシェルは銃弾や近接攻撃、爆発物やTwitchのショックドローンなどで破壊、EMPグレネードで一時無効化が可能です。
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設置型ガジェットといえば、ElaのGRZMOTマインのような、敵の位置を探る、または進行を阻害するような使い方を思いつきます。しかし、起動から起爆までの時間で避けられてしまうため、起動と同時にバンシーソニックディフェンスやClashのCCEシールドで足止めができない限り、Kapkanの侵入阻止デバイスのように確定でダメージを入れることは難しそうです。また、破壊できる床に埋め込むといったテクニックを使えば、設置ポイントに対するLesionのGUのような使い方もできるかもしれません。なお、Smokeの遠隔ガスグレネードやニトロセルを用いた、設置中の敵を飛ばすような使い方は、設置から有効化までの時間を考えると難しいでしょう。
逃げ場がない状態の敵を移動させる、炙りだすという使い方は非常に有効です(もっとも、ニトロセル撃ち落としが必修科目のトップ層には通用しないでしょうが)。なお、爆発ダメージは味方の防衛オペレーターへ入る点は注意が必要です。また、この爆発で攻撃オペレーターのガジェット(ドローン・ヒートチャージなど)は破壊されるものの、味方の設置したガジェット(展開型シールド・バンシーソニックディフェンスなど)は破壊されない模様。
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彼女の持つ武器は久々の新しい銃です。サブマシンガン「UZK50Gi」は本作用に開発チームがデザインしたオリジナルの銃とのこと。装填数は22+1、サイトは等倍のみ(ホロサイトは旧版)、アングルグリップ装備可。サブマシンガンながら50口径の弾丸が用いられ、壁や床への破壊力が他の銃と比べて高く設定されています。筆者の私感ですが、レートが低くリコイルはかなり易しめ。アングルグリップをつけても容易に制御できます。FinkaやThunderbirdが持つアサルトライフルSPEAR.308のような、扱いやすい武器です。
UZK50Gi以外には、プライマリに「M780(JagerやBanidtが持つショットガン)」、セカンダリに「1911 TACOPS(Maverickが持つハンドガン)」と「C75 Auto(Vigilが持つマシンピストル)」を装備可能です。サブガジェットには有刺鉄線と展開型シールドを選択可能。
新オペレーターThornは、HIGH CALIBREリリースと同時に実装され、バトルパスのプレミアムトラックを購入するか、リリースから2週間後にR6クレジット/名声ポイントを消費することでアンロックできます。
マップリワーク「アウトバック」
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アウトバックは2019年にY4S1「OPERATION BURNT HORIZON」で登場した、オーストラリアを舞台とするマップです。今回のリワークによって、各部屋へのアクセスルートが増え、外に通じる2枚壁が多く追加されました。また、コンビニやピアノ階段といったロケーションは削除されています。
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リワーク前に爆弾の位置だった、1Fのギアショップ・コンプレッサールームは、「メカニカルショップ」としてひとつになり、キッチンが追加されるイメージ。これはすべてのポイントに共通して言えることですが、ひとつひとつのポイントが広くなったため、設置の選択肢が広くなった印象です。防衛側はこれまでよりも攻撃側の選択肢を見極める必要があるでしょう。
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カメラ信号の消失
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「HIGH CALIBRE」最大のインパクトと言っても過言ではないのがこちら。Valkyrieのブラックアイや、Maestroのイーヴィルアイ、防弾カメラといったカメラ系ガジェットをエリア外へ設置すると、10秒後に信号が喪失し、使えなくなるというものです。Mozzieで奪ったドローンを外へ出したときのようなイメージで、これによってカフェ・ドストエフスキーや領事館では当たり前になっている「外カメラ」を用いた戦術は使えなくなります。
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刷新された防弾カメラ
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これまで一点しか監視できなかった防弾カメラは、今回の刷新により、Maestroのイーヴィルアイのように視点をグリグリと操作できるようになりました。新たに搭載された「EMPバースト」を放てば攻撃側のガジェットを一時無効化することも可能です。なお、Dokkaebiのハックによって防弾カメラの制御を奪われても、EMPバーストは利用できません。
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Finkaの調整
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・アドレナリンサージのクールダウンを10秒から20秒に調整
・アドレナリンサージで自身の負傷を蘇生できるように調整
Elite2.0
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カスタマイゼーションの刷新です。ヘッドギア/ユニフォーム/ビクトリーセレブレーション(勝利エモート)/オペレーターポートレート/カード背景を自由に設定できるようになりました。なお、カードとは、オペレーターポートレートとカード背景を組み合わせたもので、観戦画面やキルカメラなど、ゲーム内の随所で見られるようです。
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HUDの刷新
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HUDが刷新されました。コンパスやアイコンの刷新が行われ、インベントリやガジェットの残り、残弾数が見やすくなります。また、防衛時には破壊したドローンが表示されるようになりました。これに伴ってディフューザーを持っている時に主張の激しいアイコンが画面に表示されるようになりますが、こちらは設定で削除することができます。
チームカラーの変更
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これまで、ブルーチームとオレンジチームで分けられていましたが、ブルーとレッドに変更されます。これはあくまでデフォルトの設定であって、この色はブルー/レッド/オレンジから自由に選択することができます。そして呼称は「味方チーム」「敵チーム」となるようです。こちらは特定の色を識別しにくいプレイヤーでも快適にゲームを遊べるための施策のひとつですね。
以上が、Y6S4「HIGH CALIBRE」で実施される主な変更点です。執筆時点でFinkaを除く各オペレーターの修正などが大掛かりになされていないのが印象的ですが、カジュアルにもテクニカルにも使用法が思いつくThornのガジェットや、防衛地点が広くなったアウトバック、外カメラが撤廃されたことによる防衛の変化、そしてHUDの刷新によって快適性の向上に期待がかかります。また、11月8日よりe-Sports大会「Six Sweden Major 2021」が開催中。各地域のトップチームが激突する熱い試合を見逃さないようにしましょう。Twitch、またはYouTubeのレインボーシックスe-Sportsチャンネルで視聴できます。