今作『バトルフィールド 2042(Battlefield 2042)』では『バトルフィールド4』ぶりの現代戦が帰ってきました。もちろん、銃のアタッチメントカスタマイズも久しぶりに復活しています。直近の現代戦である『BF4』には無かったマガジンの交換まで可能で、カスタマイズによっては戦い方が大きく変化します。
そうなると、やはり強いカスタマイズを編み出したいところ……ただ、どんな武器を戦場に持っていくべきなのか分からない!という方も多いはずです。
そこで、今回編集部では「近距離」「中距離」「遠距離」の3部門から3つずつ、カスタマイズも含めた優秀な武器セットアップをアワード形式でお届け。選出の理由やカスタム時に見るべきポイント等も併せてご紹介していきます!(なお、選出は11月25日に配信された「Update #2」を基にしています。)
『BF2042』武器アワード近距離編
ドラムマガジンから叩き込め!で賞・MP9
まずご紹介したいのが、高い発射レートと安定したリコイルが魅力的なMP9。ただ、その前に今後のアワードの参考も兼ねて、各パーツがどのような効果を発揮するのか確認しておきましょう。
まずはアンダーバレルに装着するパーツから
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左から、「標準」、「レーザーサイト」、「BCGグリップ」、「コブラグリップ」、「LWGグリップ」で、10メートルから腰だめで射撃。トリガーを押すだけで、反動調整は全くしていません。説明通り、コブラグリップ、LWGグリップの集弾性が良かったです。
意外だったのはレーザーサイトの効果で、水平反動は抑えられつつも、垂直反動の部分はあまり集弾していませんでした。垂直反動を軽減したいと感じるプレイヤーの方であれば、コブラグリップ、LWGグリップを付けておけばまず間違いないでしょう。
また、移動時に集弾効果があるBCGグリップは静止時には標準より散らばることが分かりました。気を付けた方がよさそうです。
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10メートルからADSした状態で射撃。同じく、反動調整は全くしていません。左から、「標準」、「ウォーホークコンペンセーター」、「タクティカルコンペンセーター」、「チャンピオンマズルブレーキ」、「タクティカルマズルブレーキ」です。
コンペンセーター系は垂直反動が強化される代わりに水平反動が減少。マズルブレーキは垂直反動が減少する代わりに水平反動が強化されます。ただ、近距離戦の場合、水平反動はあまり関係ないようにも感じました。
画像では検証していないですが、カスタマイズの選択肢には発砲してもマップに映らなくなるサプレッサーもあります。ただ、今作はサプレッサーを付けるとダメージが低くなり、さらに現環境では自動でスポットする近接センサーが非常に強いので、優先度は低いと考えました。
これらを考慮して導きだした答えは!!!
ドラムマガジンから叩き込め!で賞・MP9
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弾薬:近接戦闘/ドラム
アンダ―バレル:LWGグリップ
バレル:チャンピオンマズルブレーキ
先述した通り、高い発射レートと安定したリコイルが魅力的ですが、高い発射レートを活かすために大容量マガジンを装備しておきたいところ。本作では128人対戦らしい大規模戦が楽しめるので、まとまった敵と遭遇する機会が少なくありません。そんな場合でも最大51発のドラムマガジンならば戦闘途中で弾が枯渇しづらく、上手く敵をさばけるのが非常に好印象でした。
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サイトについてですが、DDホロサイトはフレームが薄く、近距離戦に最適だと考えました。似たサイトにフュージョンホロサイトもありますが、こちらは光点が非常に薄く、視認性に優れないのでDDホロサイトがオススメです。
アンダ―バレルは当初レーザーサイトを考えていたのですが、レーザーの光は敵から視認されやすくなってしまいます。その割には腰だめ精度もそれほど上がらないということでLWGグリップを取り付けました。
ドラムマガジンは一見するとマガジン内の弾数は多いですが、実際の総弾数は変わりません。調子にのって適正距離外からばら撒くと一瞬で弾切れしてしまうので、運用には注意です。マガジンの種類ごとに所持弾数が別枠なので、弾切れの際に使える追加のマガジンもセットしておくと安心でしょう。
万人にオススメ!安定しているで賞・AK24
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弾薬:高威力 / 拡張マガジン
アンダ―バレル:LWGグリップ
バレル:チャンピオンマズルブレーキ
AK24は11月25日に配信された「Update #2」で調整され、反動や制御しやすくなり、かなり使いやすくなりました。これに加え、近~中距離まで安定したダメージ量、アンロックレベルの低さから、万人にオススメできるスタンダードなモデルです。
10mまでの必要キル数が4発。ヘッドに1発でも入れば3発キルが可能になっており、安定してキルが取れる武器になっています。
編集部ではマガジンのアタッチメントに高威力 / 拡張マガジンを採用。高威力弾は反動や連射速度が遅くなる一方で、100メートルまで5発キルが可能になります。
弾薬のチョイスは標準仕様と迷ったのですが、PP29を高威力弾で運用した場合と比較すると、距離によるダメージモデルでも、マガジン容量でも下位互換となってしまうので、あえて高威力弾を選びました。
弾倉火力で中距離もゴリ押せるで賞・PP29
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弾薬:高威力弾
アンダ―バレル:無し(選択不可)
バレル:チャンピオンマズルブレーキ
発売初期は他の銃を寄せ付けない圧倒的高性能を誇っていました。アップデートされ、反動が増えた現在でもその強さは健在です。
強さの大きな要因は53発という大容量マガジン。大人数と対峙する機会が多い本作でも安心です。また、リロードも2秒以内と大容量にしては早く、中距離でも弾数でゴリ押せるポテンシャルを持っています。
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ダメージモデルも優秀です。実はAK24よりも距離によるダメージ減衰がなく、30メートル以内ならば1発26ダメージ、4発キルが可能です。(AKは10メートルまで)また、50メートルまでであれば5発キルが可能となっており、今作で頻発する30メートル程度の戦闘に合致した武器と言えそうです。
『BF2042 』武器アワード中距離編
1トリガーキルが可能!ヘッドショットを狙いま賞・AC42
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弾薬:高威力弾+標準仕様/拡張マガジン
アンダ―バレル:40mm焼夷
バレル:チャンピオンマズルブレーキ
中距離~遠距離で最大限の威力を発揮するのが本銃AC42です。というのも、弾薬を高威力弾にすれば全距離4発キルが可能。1発でもヘッドショットが入れば1トリガーで敵を倒せます。
一発の威力も26と高めなので、集団で戦っている際の最後の一撃にもなりやすい銃です。
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ただし、バースト射撃の関係で横に動いている敵には当てづらくなっています。特にCS機でのエイムはコツが必要です。横移動している敵ではなく、正面に向かってくる敵や、止まっている敵を優先的に狙うと良いでしょう。
本アワードでは全距離4発キル可能な高威力弾を選出しましたが、装填数は20発と少なめです。そこで、アンダ―バレルに40mm焼夷を付け、リロードの時間を稼げるようにしておきました。余裕があれば、近距離戦では標準仕様/拡張マガジンに切り替えるのがオススメです。
実は軽反動で中距離も食えるで賞・PKP-BP
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弾薬:高威力/拡張マガジン
アンダ―バレル:無し(選択不可)
バレル:チャンピオンマズルブレーキ
実は低反動で中距離も強いのがPKP-BPです。発売当初は東側陣営特有の荒々しい反動でしたが、11月25日のアップデートで反動が抑制され、チャンピオンマズルブレーキを付ければ非常に制御しやすくなっています。
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少し距離が離れたら短連射(指きり撃ち)すると拡散を抑制でき、さらに上手く使えました。速すぎず遅すぎない発射レートも魅力的です。
使用する弾薬は高威力/拡張マガジン。反動が若干増えるようですが、それでも十分扱いやすくなっています。
ただし、40m以遠はダメージが1発18となります。近づくまで射撃を待つか、弾倉火力で押し切るかの見極めが肝要です。また、ADS速度が遅めなので、接近戦は不用意に動き回らないといった独特のコツが必要になってきます。
とはいえ、200発の大容量マガジンと落ち着いた反動、丁度いい発射レートと、扱いやすい銃となっています。
中距離特化のカスタム!カスタマイズの幅を見せつけろで賞・SVK
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弾薬:標準仕様/拡張マガジン
アンダ―バレル:ラトルスネーク軽量グリップ
バレル:ショートバレル
SVKと言えば全距離2発キルの凶悪さで猛威を振るっているマークスマンライフルですが、カスタマイズで中距離に特化させたり、遠距離で使いやすくしたりといった幅が魅力的な銃でもあります。
ここでご紹介するのはマガジン容量や発射レートを上げた近~中距離特化のカスタマイズ。単発武器を当てやすいPC版ではとても扱いやすい武器になっています。
対して、CS機ではパッドで狙う必要があるため、使いこなすのが難しい、上級者向けの武器になっています。
『BF2042 』武器アワード長距離編
全距離2発キル!文句無しの強さで賞・SVK
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弾薬:高威力マガジン
アンダ―バレル:LWGグリップ
バレル:拡張バレル
なんとSVKが2つのアワードを受賞です!こちらは遠距離向けのカスタマイズ。超長距離ではスナイパーライフルに負けるものの、連射性能で押しきれるポテンシャルがあります。中距離でも十分戦える汎用性も魅力的です。
高威力弾を使用すると全距離1発60ダメージとなっています。ただし、マークスマンライフルはヘッドショットしても倍率が1.5倍なので、1発では倒せません。常に胴を狙うのがオススメです。
また、高威力マガジンを使用した場合は装弾数5発となっており、あっという間に弾切れしてしまうので、弾数管理には注意が必要です。
漢のロマン!ワンショットワンキルは芸術で賞・GVT 45-70
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弾薬:高威力
アンダーバレル:LWGグリップ
バレル:チャンピオン・マズルブレーキ
ユーティリティ枠からは古き良きGVT 45-70がアワードを受賞!
中距離でもなんとか戦えますが、このカスタマイズは遠距離向けで、定点で狙撃できるポイントを見つけたらアンダーバレルをADRバイポッドに変えています。
全距離胴体2発、頭1発のロマン性能。レバーアクションは言わずもがな、発射した弾丸がアーチを描き敵の頭を射抜く様はまさに芸術。そう、GVT 45-70は男のロマンを詰め込んだアーティスティックライフルなのです。
銃は人以外に使うもので賞・NTW-50
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弾薬:対物高威力
いかつい対戦車ライフルというこの外見だけで何か賞を上げたくなる武器ですが、性能も面白いものになっています。
まず対歩兵性能ですが、対物高威力弾では75mまで1発110ダメージを発揮(対物弾の場合は150mまで1発110)、アーマーを付けていなければ1発キルできる性能です。ただし、弾道落下も激しく弾速が遅めなことから、遠距離で歩兵を狙うのは難しいので、中距離用にカスタマイズするのも手です。
こうして書くとNTW-50が強くないように感じますが、真の力を発揮するのは対ビークル性能です。戦車でも正面に3発当てれば半分程度は削れ、ガジェットの無反動M5やサンダンスのアンチアーマーとあわせて使えば、あなたも立派なビークルキラー。30mm機関砲を撃っているボルトも怖くありません!
『BF2042 』武器アワード大賞
栄えある武器アワード大賞に選ばれたのは……実は軽反動で中距離も食えるで賞・PKP-BPです!
大賞の決め手は、200発という大容量の弾数と落ち着いた反動、丁度良い発射レートです。11月25日のアップデートで同じLMG枠のLCMGと比べても反動やレートで勝るようにもなりました。
また、200発という大容量の弾数は大人数を相手にすることの多いブレークスルーで威力を発揮します。交戦時の適正距離が30~40mなのも、今作のゲームシステム・マップサイズに合っているように感じました。
もちろん、コンクエストでもプレイヤーが密集する場所では大人数が固まっている場合が多く、豊富な弾数は強い味方となります。弾幕は力なのです。
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細かな裏取り、側面襲撃で固まっている敵集団を連続キル出来ると、他の武器には無い爽快感があり、全体的な強さ以上に瞬間的な「使っていて楽しい」という感覚を得やすいという意味でも大賞にふさわしいと考えます。
ということで、編集部の独断と偏見で選んだアワードをお送りいたしました。もしかすると「この武器が入ってないよ!」「俺の愛銃はこれ!」といった声もあるかもしれません。
『バトルフィールド2042』の良い所は、意外と強武器に関する意見が分かれる点。倒された際に見られる使用している銃やアタッチメントは多岐にわたります。
また、「弱い」と言われる銃でも愛さえあれば意外に使えてしまいます。筆者は東側陣営の銃、特にRPK16が大好きなので、発売初期の弱かったAK24をドラムマガジンにカスタマイズし、疑似RPK16のようにして楽しんでいました。(アップデートでかなり強化されましたね!)
愛している武器なら弱くても大賞!皆様も自分だけの愛銃を担ぎ、いざ『バトルフィールド2042』の大規模戦闘に身を投じましょう。
『バトルフィールド 2042』はWindows(Steam、Epic Gamesストア、Origin)/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One向けに配信中。サブスクリプションサービス「EA Play」にも対応しています。
※本ゲーム内のいかなる武器、軍用車両、装備の製造者とも提携、 資金提供、支援などの関係はありません。