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アクティビジョン・ブリザードの社員達は、複数メディアで同社CEOであるボビー・コティック氏について、怒りの声を寄せました。
マイクロソフトによるアクティビジョン・ブリザードの買収発表後に、海外メディアによるインタビューの中でコティック氏は、その背景の一つとして『オーバーウォッチ 2』発売延期の影響を挙げました。しかし、『オーバーウォッチ 2』プロデューサーであるトレーシー・ケネディ氏は、延期の原因はコティック氏本人にあると明かしています。
ケネディ氏は「ボビー、あなたが私たちに思い付きで初代『オーバーウォッチ』の関連プロジェクトを押し付たことも(インタビューで)話してよ」とTwitterに投稿。投稿によると、チームは残業を強いられた上に最終的にプロジェクトはキャンセルされたとのこと。ケネディ氏は、この結果『オーバーウォッチ2』開発に使えたはずの期間が数か月失われたと主張し、「強欲でふざけた奴」とコティック氏を非難しました。
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また、ワシントン・ポストでは複数名の匿名のアクティビジョン・ブリザード社員がコティック氏の動向についてリーク。従業員たちは同社の今後について、コティック氏と30分の会議を望んだものの、同氏は会議に遅刻した上に早退したので16分しか話す機会を得られなかったとのこと。レイオフを恐れる社員は同氏に対して「怒りと恐怖を感じた」と告白しました。
※UPDATE(2022/1/21 11:20):サマリー・本文内の「コワット氏」の表記を「コティック氏」に修正しました。コメント欄でのご指摘ありがとうございます。
※UPDATE(2022/1/21 13:33):本文内、関連リンクの「ウォール・ストリート・ジャーナル」表記を「ワシントン・ポスト」に修正しました。