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2021年12月17日にSteamにて早期アクセスが始まり、現在まさに多くのファンを夢中にさせている真っ最中の『ウィザードリィ外伝 五つの試練』。本記事では、改めて本作の魅力を語るとともに、公式シナリオ「旅人の財産」で栄光の称号を得ることを目指す冒険者必見の、攻略レポートをお届けします!
古参RPGファンなら誰もが恐れおののいたロストの恐怖。王道路線のスタイルの『ウィザードリィ外伝 戦闘の監獄』を継いだ『五つの試練』が!Steamで遊べる日がやって来るとは!いやっほう!
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そんなわけで昨年12月に発売された『ウィザードリィ外伝 五つの試練』。同シリーズの様々な作品に加え、2005年発売の『戦闘の監獄』にもドハマリし、王道路線(だろう!?)を歩んできた自分にとって、その流れをくむもののプレイしそびれていた作品の新装版、『ウィザードリィ外伝 五つの試練』Steam版はまさに待ちに待った作品なのである!
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いやさ、現時点で筆者がプレイした公式シナリオでは「旅人の財産」「灼熱の車輪」がクリア済。そして、ユーザーシナリオを色々おさわりしている最中というところ。正直、面白いシナリオもあれば自分には合わなかったシナリオもあります。しかしその無数の可能性こそが『五つの試練』の醍醐味です。
ボリュームや作品クオリティに関しては作品情報やダウンロード数などを参考にしつつ、自分で自分に合った冒険の舞台を探すのが良いでしょう。いつかは自分の手でもダンジョンを作ってみたいなあ……と思いつつ、シナリオエディター自体は今後の実装待ち。おそらく幾多のユーザーが「早く俺にも作らせろよ!」と手ぐすね引いて待っているはずでしょう。とはいえ、一朝一夕に完成するものでもなければ、先立つものもたくさん必要な模様で、『五つの試練』が永遠に遊べる『ウィザードリィ』になり得るかは、現時点ではまだまだ、同作を愛するユーザーの手と暖かい応援にかかっていると言えるかもしれません。
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さて。ここからの内容では、そんな『五つの試練』にこれから挑戦してみよう、という方のために公式シナリオ「旅人の財産」の攻略ヒントを残していきます。
ちなみに初心者であれば、筆者が最初にオススメする公式シナリオは「灼熱の車輪」。16×16マスのやや小ぶりな広さのダンジョンで、深さは地下7階。最終的にバイクパーツを集めて地下666階のライブハウスに突入するような、独特すぎる世界観に面食らうかもしれませんが、謎解きや経験値のバランスは初心者にうってつけのものです。シナリオの変更はタイトル画面の「STORY SELECT」からです。
慣れないうちは、邪道かもしれませんが、「Ctrl+F1」のリセットを使うのも選択肢。プレイに慣れたら是非、初期ボーナスポイント1発勝負+ノーリセットでより厳しい冒険に挑戦して欲しい。苦難のなかにこそ自分だけのドラマが生まれるのだ!
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うっかり全滅→救出に向かったサブパーティーも全滅の2次被害とか、そういう血涙のドラマがな!
そんな『ウィザードリィ外伝 五つの試練』はSteamにて好評配信中です。
【旅人の財産:攻略編】
さて「旅人の財産」の攻略としての大まかな流れは、地下1~4階を徒歩で探索しながらレベル上げと資金稼ぎを行う→15000Gが貯まったら、地下2階で“あるアイテム”(前述の15000Gが必要なやつです)を使用してエレベータの鍵ゲット→探索範囲を大きく広げて地下3階~地下7階でキーアイテム集め→地下8階以降の深淵に挑む……というもの。
筆者のよく使う初期パーティーは僧侶+戦士+戦士の前衛3人と、盗賊+魔法使い+魔法使いの後衛3人派。最初から侍やロードなどの上級職を入れる方も多いと思いますが、『五つの試練』においては、シナリオによって各職業の最強武器が違うのには要注意です。
また、低レベル帯では戦士職のレベルそのものが重要です。とくに戦士職の攻撃回数が増えるレベル5、10、15は重要な目安。深い位置の探索で、レベリングが容易になってから様子を見て上級職を投入予定です!
前衛の一角に僧侶がオススメなのは、僧侶は(「旅人の財産」などでは)初期攻撃回数が2回あるからです。それもあり、実はメイス装備の僧侶は1~5くらいの低レベル帯において相当強い前衛(もちろん、命中率などを司る“力”の数値にもよります)。ただし攻撃回数の増加及び上限は戦士職に遠く及ばないので、あくまで最序盤に限った話です!
ただし、回復呪文……とくに状態異常回復の使い手である僧侶が前衛に立つのはリスキーな部分もあります。資金にいくらかの余裕ができたら、毒消しや気付け薬といった消費系の状態異常回復アイテムをほかのメンバーに保険で持たせておくことも重要でしょう。
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ちなみによく勘違いされることではありますが、少なくとも『五つの試練』においては前衛位置は1が一番狙われやすい……というわけではないそう。隊列の1~3(前衛)は並列であり、どこに配置しても狙われやすさの差はありません。味方が戦闘不能になった際の繰り上がりから、4の位置には最悪前衛を務められる盗賊ないし僧侶あたりを置いておくのはオススメですけども!
ちなみに仕様上のことをついでにもう一つ紹介すると、「逃げる」はマニュアルによると「逃げきれるかどうかはこの行動を選択したキャラクタのスキルによります」とある。単純に素早さが高いキャラが逃げるを選択した方が逃げやすいのか……と思いきや、“厳しいことが予想される戦闘からは逃げにくい”的に、他に考慮されている要素もある様子。やべえ敵ほど逃げ損ねる、あるあるう!