英単語ゲーム『WORDLE』を毎日プレイして結果を家族に送っていた80歳の女性が、結果を送らなかったことで監禁事件が発覚し解決に至ったとBBCが報じています。
『WORDLE』は、1日1回出題されるアルファベット5文字の英単語を、ヒントを頼りに当てるゲームで、プレイした人の多くがSNSなどに結果を投稿し人気が高まっています。また、本作は2022年1月末にニューヨーク・タイムズに買収されていました。
BBCによれば、この出来事の舞台となったのは米イリノイ州はシカゴ。一人暮らしの元中学教師デニース・ホルト氏(80)の元で起きた事件です。『WORDLE』の結果を家族に送るのが最近の日課になっていた彼女。
氏が2月5日夜に自宅で眠っていると、なんと裸で血だらけの男が突如自宅に侵入。ハサミを向けられ脅されたとのことです。男は「危害を加えるつもりはない」とは告げてきたものの、寝間着姿のホルト氏と一緒に風呂に入った後に、台所のナイフで電話回線を切断し地下トイレに氏を監禁しました。
一方、ホルト氏の娘は母親が『WORDLE』の答えを送ってきていないことに気づき、不審に思い警察に通報しました。結果としてこれが事件の解決に繋がります。警察がホルト氏の家に向かったところ、血の付着した割れた窓を発見。事件が発覚し無事ホルト氏は救助され、男、ジェイムズ・H・デイヴィス3世容疑者は同じく駆けつけたSWATにより逮捕されました。なお、男が血まみれだった理由は自分で割った窓ガラスによる負傷であった模様です。
日課としていたゲームをきっかけに、20時間以上の監禁から救われることとなったホルト氏。助かったことについては「とても運がいい」と述べ、「自分がこんな目に遭うなんて、まったくあり得ないと思ったけれども、現実のことだった」と話したとのことです。
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