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『Halo Infinite』を開発した343 Industriesは、シーズン半ばに行われるアップデートで、キャンペーンモードにおけるQoL上の改善や、アンチチートの改良といった複数の要素を含む大型パッチを導入することを発表しました。情報元であるフォーラム内の投稿では、投稿された19日現在において、2月24日のリリースに向け認証段階にあるとのことです。
『Halo Infinite』はXbox Series X/S/Xbox One/Windows 10/11用に2021年12月8日に発売されたFPSで、マスターチーフと呼ばれるキャラクターを操作しエイリアンとの戦いを描く『Halo』シリーズの最新作です。一連の作品は諸外国において高い人気を博しており、主人公であるマスターチーフは、その知名度においてマリオやソニックといった有名キャラに匹敵するという声もあるほどで、Xboxのマスコットキャラとしての露出も多いことから1度は見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。このように人気故に注目を集める一方で、当初発表されたトレイラーがそのグラフィック面で多くの不評を集めたこともあり、文字どおり様々な方向から注目を集めている作品です。
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海外メディアPCGamesNの報道によると、シニアコミュニティマネージャーを務めるJohn Junyszek氏は、ゲームのフォーラム内の投稿を通じて、来たるパッチによりアチーブメント解除における問題の解決や、クイックレジュームの再導入が行われることを明らかにしています。
また、氏は同じくPCGamesNの1月11日付けの記事において、343 IndustriesのコミュニティディレクターであるBrian ‘ske7ch’ Jarrard氏から、発売以降マルチプレイヤーモードにおいてウォールハックやエイムボットが増加していることを念頭に発表されていたアンチチートの改良についても述べており、それによればまず複数の改良が現在のアンチチートに導入されたのち、開発チームは今後さらなるチート防止のためのソフトウェアを導入するとしており、これにより短期間で不審なキルを減少させることができるとしています。
それに加え、『Halo Infinite』自身の改良として、デシンクやレイテンシへの対応といった複数のネットワーク上の改善も行われるとしており、John Junyszek氏の言うところの「車両や車両のデブリにおけるゴムバンド現象の減少を狙った改良」や、「角待ちに関して重点的にデータを収集する新しい測定法」といった複数の新要素の導入が行われる予定です。このネットワーク上の修正に関連して、John Junyszek氏は主任サンドボックスエンジニアであるRichard Watson氏が書いたページを紹介しています。
他にも、このアップデートではフレームレートに影響を及ぼしうるアニメーション要素の修正やPC・コンソールの両方において安定性やパフォーマンスの向上といった一般的な修正もなされるそうで、より遊びやすくなるアップデートであることは間違いありません。