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コナミデジタルエンタテインメントが手掛ける、PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S/Steam/ニンテンドースイッチ/スマホ向け『遊戯王 マスターデュエル』。皆さんは本作のメンテナンス画面で頑張る“アイツら”をご存じでしょうか。「アイツ」の一言でピンと来たら『遊戯王』ファン、あるいは『パロディウス』ファンの証と言えるかもしれません。
さて、『遊戯王 マスターデュエル』のメンテナンス画面では赤・青・黄・緑の肌色をした人間(?)たちが、何らかの作業を行うイラストが表示されています。こちらはカード「化石調査」から採用されたもの。
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一見ただのモブに見える彼らですが、実はモンスターカードとしても登場しているんですね。しかも『遊戯王 マスターデュエル』を展開するコナミにとっては、結構歴史あるキャラクターたち。
そこで本記事では『遊戯王』でも異色な彼らについて、説明していきます。
◆アイツやコイツ、ソイツとかドイツも存在!
●「アイツ」と「コイツ」
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【カードテキストより引用】
「アイツ」
通常モンスター
星5・炎属性・天使族
攻撃力100・守備力100非常に頼りない姿をしているが、実はとてつもない潜在能力を隠し持っているらしい。
先ほどから「アイツ」「コイツ」と要領を得ない説明でしたが、「アイツ」は「アイツ」が本名というべきか、ずばりそれが正式なモンスター名なのです。フレーバーテキストにも「非常に頼りない姿」と書かれ、紙飛行機に乗ってる「アイツ」。星5にも拘らず、攻守共に「100」という弱さです。
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ですが相棒の「コイツ」と組み合わせると真の力を発揮。「アイツ」に「コイツ」を装備すれば、なんと攻撃力は3,100に!ブルーアイズ・ホワイトドラゴンすら凌駕する守備貫通モンスターとなります!
●「ソイツ」と「ドイツ」
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【カードテキストより引用】
通常モンスター
星3・風属性・天使族
攻撃力0・守備力0かなり頼りない姿をしているが、実はとてつもない潜在能力を隠し持っていると思っているらしい。
続いては「ソイツ」と「ドイツ」。
アイツのフレーバーテキストが「実はとてつもない潜在能力を隠し持っているらしい。」だったのに対して「ソイツ」は、「実はとてつもない潜在能力を隠し持っていると思っているらしい。」と、さらに頼りなさげ!
星3なので簡単に出せるのはありがたいですが、攻守共に「0」。そんな潜在能力を持っていると“思っている”「ソイツ」の相棒となるのが、「ドイツ」です。
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紙飛行機の上で弁当を食ってる「ドイツ」。なんだかやる気なさげですがこちらも相棒に装備すれば、なんと「ソイツ」の攻撃力2,500に!
このように彼らは、コンビを組んで“潜在能力を発揮”するタイプのモンスターと言えるでしょう。
◆実は『極上パロディウス』からのパロディキャラ!?
前述した「アイツ」らの元ネタと囁かれているのが、『遊戯王』と同じくコナミが手掛けたシューティングゲーム『極上パロディウス ~過去の栄光を求めて~』『極上パロディウス』『セクシーパロディウス』。このシリーズでは自機のひとつとして「あいつ」たちが登場します。言われてみると紙飛行機に乗っているという特徴や、色合いがなどがそっくりです。
ちなみに、『遊戯王』では「アイツ」の方がメインと思われがちですがパロディウスで1Pキャラなのは「こいつ」。2Pキャラとして「あいつ」が登場しています。
◆そんな「アイツ」ら、なぜか化石発掘に従事!
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さて、メンテナンス画面に登場している「アイツ」ら。その姿は複数のカードで描かれています。例えば「トラップ処理班)Aチーム」(カードによっては名称が「トラップ処理班 Aチーム」)。紙飛行機から降りて罠カード潰しに励みます。
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また、前述の通りなぜか「化石調査」カードにも登場。紙飛行機の上で弁当を食ってた「ドイツ」も、この時ばかりはしっかりと作業している様子。
そのおかげか、カード「化石発掘」でついに恐竜の化石を見つけました。
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丁寧に土を払ったり、のみを振るったり、現場写真を撮ったりする彼ら。「ドイツ」はさすがに疲れたのか、水を飲んで休憩しています。ちょくちょくサボるタイプなのかもしれません。
しかし登場キャラに思わぬ事態が発生するのが、『遊戯王』カードの常。時系列はわかりませんが、カード「重力崩壊」にて地面に空いた穴に落ちていく姿も確認されています。
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イラストでは小さくてわかりづらいですが、特徴的な色合いの4人が落ちていく様が。この見るからに絶体絶命な状況、果たして彼らは生き残れるのでしょうか……。
筆者としては、「アイツ」らが描かれたカードは(見落しの可能性もありますが)ここ数年出ておらず、彼らの再登場、あわよくば更なる強化に期待したいところ。「アイツ」「コイツ」「ソイツ」「ドイツ」が強くなって環境に食い込む姿、見たくありませんか?