コレクター系海外YouTuberのsmpratteさんは、「コイキング」のポケモンカードを136,000ドルで購入したことを動画にて報告しました。
smpratteさんはオンラインオークションサイトeBayを拠点に、様々なトレーディングカードやスポーツ記念品を集めているコレクターです。そんな彼が今回購入したのが、ポケモンカードのコイキング。原作ゲーム版では500円で売られていた一方、カード版では一部が高額で取り扱われたり、公式でスポットライトを浴びる機会が多かったりとユニークな立ち位置のポケモンです。
動画によると、このコイキングはポケモンカード全体どころか、他のレアなコイキングカードと比較しても希少とのことで、理由はその出所にありました。今回購入されたカードは、NINTENDO64用ソフト『ポケモンスナップ』のフォトコンテストの入賞景品。合計で10名(コロコロコミック5名、64マリオスタジアム5名)の作品が大賞に選ばれ、それぞれ20枚分カードが用意されるとアナウンスされていました。しかし、そのカードは撮影した本人にしか贈られていなかったのもあり、実物が20年ほど市場に出回らなかった背景があるそうです。
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今回のカードは「ビジネスパートナーが送ってくれた」そうですが、実は今年1月に同カードがヤフーオークションにて落札されていました。オークションページを見ると落札価格は税抜きで約1,360万円、仮に1ドル=100円で計算するとsmpratteさんが申告した136,000ドルと計算が合います。
さらにオークション写真と比較しても、カード右上の僅かに捲れた部分が近似することや、落札者が高額商品にしては珍しく新規会員であることも含め、同オークションで落札されたカードである可能性が考えられます。
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また、動画内では他のレアなコイキングカードについても紹介。「タマムシ大学ハイパー博士試験」上位1000名に配布された「コイキング」や、ポケモンカード公式マガジン「トレーナーズ」でポイントと交換できる「ひかるコイキング」がコレクションから披露されました。前者は後に「ポケモンカードゲームDP」でオマージュされ、後者は拡張パックに封入されたバージョンが25周年記念で再現されています。
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先月にはアンカットシートが出品されるなど話題が尽きないポケモンカード界隈ですが、今回発見されたカードの残り19枚の行方もいつかニュースになるかもしれません。