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SIEスタジオ統括責任者ハーマン・ハルスト氏は、先日同社が発表したHaven Entertainment Studios(Haven Studios)の買収に関して、海外メディアgamesindustry.bizのインタビューに応じました。
Haven Studiosは『アサシン クリード』シリーズやなどのプロデューサーを担当した、ジェイド・レイモンド氏が去年に設立したゲーム開発スタジオです。同スタジオはレイモンド氏を始めとした実績のあるスタッフが揃っていますが、現状ではタイトルを発表したことがありません。
しかし、ハルスト氏は今回の買収に関して「確かに外部の開発パートナーという立場でもよかったかもしれない」としながらも、「(買収した方が)チームやゲームに深く投資しやすい」と説明しました。
ハルスト氏によると、同スタジオは時間的な側面を含め「多くのプランを上回っている」ことや、今までソニーにはカナダに拠点を置いたゲーム開発スタジオが存在しなかった点も買収に繋がったようです。インタビューではPlayStation Studios の一員となったHaven Studiosに対し、ソニーはそのクリエイティブな独立性を最大限に発揮できるようサポートしていくことが強調されました。
また、今回の買収はライブサービスおよびマルチプレイタイトルへの投資とも言えますが、同氏いわく「『Ghost of Tsushima』『The Last of Us』『Horizon Forbidden West』のようなシングルプレイ向けタイトルは今後も作り続ける」とのこと。確かにソニーはライブサービスに力を入れているものの、これはファンに提供するゲームを多様化する一環であり、「我々はこれまで通りやっていく」とシングル向けタイトルのリリース継続への意欲を示しました。