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ドミトリー・チェレパノフ氏は、ロシアによる侵攻の結果、自身が運営するレトロコンピューター博物館「Club 8-bit」とその収蔵作品が破壊されたことを報告しました。
Club 8-bitとは、ロシアに隣接するウクライナ東部・マリウポリに位置する博物館です。その展示物は、ソビエト連邦独自開発のコンピューター「Electronika MS-0511」から「Atari 2600」や「ゲームボーイカラー」まで、幅広いラインナップをカバーしていました。
しかし現地時間3月21日、チェレパノフ氏はフェイスブックページにて「15年収集してきたコレクション」がネットにある公式サイトなどを除いて失われたことを報告。彼は15日時点で既に市外に避難できていたものの、博物館だけでなく自宅も失ったことを確認したそうです。
また、チェレパノフ氏は「これで終わりではない」と言い、公式サイト上のコンテンツを充実させることにより、Club 8-bitを“バーチャル博物館”として復活させる意向を示しています。もし同氏のプロジェクトを支援したい場合はPayPalアカウントを通して寄付できるようです。