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ソニー・インタラクティブエンタテインメントの社長兼CEOのジム・ライアン氏は、先日同社が発表したリニューアル版「PlayStation Plus(PS Plus)」について、海外メディアgamesindustry.bizのインタビューに応じました。
新しくなった「PS Plus」には従来のオンラインプレイやフリープレイだけでなく、「PlayStation Now(PS Now)」のPS4/PS5向けクラウドゲーミングサービスが統合された「Premium」バージョンなども用意されています。しかし本サービスには、近日に発売されたPlayStation Studios開発のファーストタイトルは含まれていません。
ライアン氏いわく、SIEは自社タイトルをリリース日に既存サービスへ投入した事はないし、「新しいサービスでもそのようなことはしない」といいます。自社スタジオでそのようなことをした場合、「スタジオに必要な投資が出来なくなってしまい、ゲームの品質が低下してしまう」と説明しました。
また、同氏はゲーム向けサブスクリプションが「SpotifyやNetflixのようなレベルまで成長するとは思わない」とコメント。音楽やムービーといった一方通行なエンターテインメントとは異なり、「長期間にわたる持続的なエンゲージメント」が必要なゲームでは、「ライブサービスの方が適している」としました。
※UPDATE(2022/3/30 17:00):記事タイトルを当初「ファーストタイトル投入に躊躇」としていましたが、語弊のある表現だったので修正しました。コメント欄でのご指摘ありがとうございました。