オープンワールドRPG『原神』では、3月30日に「Ver.2.6アップデート」が実施。ここで行われた「八重神子」の調整について、公式説明が公開されました。
この調整内容とは、元素スキル「殺生櫻」が、周囲の敵をランダムに攻撃する不具合を修正したというもの。修正後は“範囲内で最も近い敵”を優先的に攻撃するようになりました。
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この調整を行うに至った理由として、Ver.2.5期間中、八重神子の戦闘体験において「不明確な索敵」に否定的な意見が多く寄せられたことを挙げています。これを解決すべく、原因となる「敵とキャラクター両方の索敵ロジック」を調整したとのこと。
また、そもそも殺生櫻は実装当初から敵を優先して狙うよう索敵ロジックを組んでいたものの、上手く機能していなかったそう。そこで今回、攻撃ロジックをより明確にするため、「近距離を優先にする」という索敵ロジックを追加し、攻撃の傾向をより分かりやすく、かつよりコントロールしやすいように調整したと言います。
その後、3月1日からテストサーバー上に適用し、2週間ほどデータを観測。当初の問題や戦闘面での性能にはっきりとした悪影響がないことも確認できたため、Ver.2.6アップデートで適用したとしています。
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なお、ゲーム内では2月16日から3月18日まで「八重神子」をピックアップするガチャが開催されていました。件のテストが3月1日から行われていたのであれば、ピックアップ期間中に本問題に対して、何らかのアナウンスがあるべきではといった声もユーザーから上がっており、事態は収まっていません。
制作チームは今後も引き続き、今回の調整に対するフィードバックや、正式サーバー上の八重神子の戦闘データに注目していくとのこと。ユーザーからの意見や感想、そして戦闘データをもとに、調整が必要と判断した場合は、改めて告知するとしています。