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4月23日と24日の2日間、東京・ベルサール秋葉原でインディゲームの展示イベント「TOKYO SANDBOX」が開催。同イベントの開催は新型コロナウイルスの影響もあって2年ぶりで、国内外から50組以上のゲーム開発者が100以上のタイトルを出展しました。
Game*Sparkでは多角的に同イベントを取材、本稿ではPon Pon Gamesが送る『両手いっぱいに芋の花を』をご紹介します。開発者の浜野氏に、探索・バトル・キャラクターデザインについてお訊きしました。既にPLAYISMより発売され、高い評価を得ている開発6年の力作の詳細はプレイレポでご確認ください。
全体レポートはこちらです。
国内外のインディゲームが集結する「TOKYO SANDBOX」が2年ぶりに開催!ヒット作から気になる新作まで会場の雰囲気をレポート!Pon Pon Games『両手いっぱいに芋の花を』
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一人称視点のダンジョン探索型RPG。キャラクターを作成し、地下迷宮を探索し、敵を倒しながら、行動範囲を広げていきます。
探索
本作は、土壌汚染の危機にさらされた中世ファンタジー世界を舞台に、大陸から離れた、ひなびた島に錬金術師が持ち込んだといわれる、土壌汚染でも育つ作物の種を求めてやってきた調査隊が、各地の遺跡を探索・調査し、作物の種を探すことになります。
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――ゲームの根幹をなす探索ですが、どのような点を意識してシステムを作ったのでしょうか?
浜野氏:探索に関しては、バトルをしたら、プレイヤーにとってのショートカットや新しい装備といったものが必ず手に入るようにしています。ちゃんとトライと報酬を意識するにあたっては、『DARK SOULS(ダークソウル)』シリーズを参考にしています。
バトル
遺跡探索ではダンジョンに潜んでいる敵を視認できるほか、バトルでは敵の行動が明示されるので、プレイヤーは常に敵のデータを確認して、次のターンに備えて戦略を立てることができます。
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――本作ではバトルにおいて、敵の行動が明示されているのが新鮮でした。狙いはなんだったのでしょうか?
浜野氏:バトルに関しては、「ちょっと考える」ということを意識するように作りました。バトル中にボタンを連打しながらプレイするような感じではなくて、ちゃんと考えて戦って、プレイヤーが選んだ行動によって負けたことが実感できるようにしています。
キャラデザ
8人まで作成可能な調査隊のメンバーは、キャラクターメイクを自由に行えます。種族はあくまで見た目だけの違いで能力値に影響せず、クラスによる違いしかありません。
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――キャラクターメイキングでは、様々な種族が用意されています。デザインでこだわった点はありますか?
浜野氏:私はファンタジーが好きなので自分なりに表現したいファンタジーの王道があるんですよ。それをなるべく直球かつ、普遍的なキャラクターを心がけました。「エルフってこうだよね?」といった認識を、ファンタジー好きな仲間と共有できるようなデザインを心がけています。
『ウィザードリィ』や『世界樹の迷宮で』といった往年の3DダンジョンRPGと比べると、シンプルな操作に見やすくて分かりやすい『両手いっぱいに芋の花を』。しかし、これまでになかった新鮮な体験を与えてくれるはずです。