本作は、人類の傲慢さや先を考えない技術革新について大げさに語ろうとはしない。その代わり、プレイヤーはロボットたちが灰の中から作り出した生きている都市の中を歩き、人類の自滅をプレイヤーの好きに想像させるのだ。そしてその印象は、ゲームクリア後もずっと心に残ることだろう。
●TheGamer: 100/100(PC)●Game Rant: 90/100(PS5)
本作のアクション性のなさや短さには落胆するかもしれないが、その他の部分が高品質であるため、こういった問題は簡単に見過ごせるだろう。本作は本当にユニークなゲーム体験であり、猫だけを目当てに遊んでみる価値もある。見た目もゲームプレイも素晴らしく、狙ったとおりの結果を出しているのだ。特に、値段も手頃だし、PS Plusエクストラに加入していれば全編を遊べるので、ぜひともプレイしてほしい。
●Comicbook.com: 90/100(PS5)●Meristation: 85/100(PC)
本作は、映像表現からゲームプレイ、そのアプローチまで、あらゆる面で驚異的な作品だ。猫が主人公の寓話で、喪失と友情というテーマを、魅力的なサイバーパンクの世界を舞台に、実にユニークで独創的な探索アドベンチャーとして描き出している。
●Gamersky: 83/100(PS5)●Game Revolution: 80/100(PS5)
猫になってプレイできるゲームというと、人類が根絶されて友好的なロボットに置き換えられた、サイバーパンク都市を舞台にしたものを想像できない人も多いだろう。BlueTwelveは、個性的な主人公に見合ったゴージャスでユニークな舞台を作り出した。アクションや謎解きは人によってはシンプルすぎるかもしれないが、大事なところでしっかりと作られている。何より大事なのは、猫の気持ちになれるということなのだ。
●EGM: 80/100(PS5)●Attack of the Fanboy: 60/100(PS5)
●DualShockers: 50/100(PC)
本作は猫の体験を完璧に捉えているが、退屈なアクションシステムと、魅力的でない物語によって、本作を退屈なものとしている。
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PS5/PS4/PCを対象に7月19日発売の『Stray』のMetacritic海外レビューをお届けしました。Metacriticでの平均スコアは、PS5版が84点(総レビュー数69件)、PS4版が判定不可(総レビュー数0件)、PC版が84点(総レビュー数30件)をマークしています。
『Stray』は、サイバーパンク猫アドベンチャー。家族からはぐれた野良猫が衰退したサイバーシティからの脱出を目指します。メディアレビューでは、アクション要素の少なさを指摘するメディアが多いものの、本作が描く独特な舞台と雰囲気が高く評価され、高得点につながっています。特に、猫の気持ちになれる、というのが本作の魅力を一番表しているのではないでしょうか。
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『Stray』は、PS5/PS4/PCを対象に発売中です。