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バンダイナムコホールディングスは2022年度第1四半期(2023年3月期)の決算を発表し、『ELDEN RING』が6月末までに世界累計1,660万本を販売したことを明らかにしました。
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第1四半期の業績は、売上高2,162億4,100万円(前年同期比21.5%増)、営業利益443億9,300万円(同64.3%増)、経常利益512億7,400万円(同78.3%増)、最終利益370億1,900万円(同77.0%増)と、第1四半期としては、売上・利益とも過去最高業績となっています。
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トイホビー、IPプロデュース、アミューズメント、デジタルと様々な事業を抱えていますが、なかでもデジタル事業は、第1四半期としては、過去最高の業績になりました。家庭用ゲームにおいて、第1四半期連結累計期間には大型の新作タイトルの発売はなかったものの、前連結会計年度に発売した『ELDEN RING(エルデンリング)』を含む既存タイトルのリピート販売が好調に推移し業績に貢献したとしています。特に『ELDEN RING』は、6月末までに世界累計1,660万本を販売。リピートタイトルの販売本数は前年同期813万本に対し1,090万本となり、フルパッケージ販売売上高におけるダウンロード販売比率は77%になったとのことです。これらにより、売上高は89,599百万円(前年同期比34.1%増)、セグメント利益は29,411百万円(前年同期比148.7%増)となっています。
決算説明会の質疑応答において、『ELDEN RING』については、世界観やゲーム性に高い評価を得ていることから、ユーザー層拡大のための施策やトイホビー事業との連携を行いIPとしても展開を検討し、ロングライフ化のためのさまざまな施策を予定しているとのことです。なお、新作タイトルについては、上半期はワールドワイド向けの大型タイトルの発売はなく、下半期に予定されているとしています。