
正義の鉄槌はディベロッパーにも容赦なく下ろされるようです。Steamにて、あるトラブルメーカーなディベロッパーが自製品のSteamフォーラムからBANされることとなりました。
剣闘士をテーマとする『DOMINA』シリーズのディベロッパーであるDolphin Barn IncorporatedのNicholas John Leonhard Gorissen氏は、自身のTwitter上にスクリーンショットを投稿し、自製品のSteamフォーラムからBANされたことを明らかにしました。
スクリーンショットにははっきりと警告文が書かれており、プラットフォーム上のディスカッションルールおよびガイドラインに対し繰り返し抵触したのが理由だと記されています。
このディベロッパー、実のところなかなかのトラブルメーカーのようで、今年の3月には自製品のパッチノートに「マスクをとれ」という内容を盛り込んだとして問題視されたことがあります。これは、女性は自信を持っている男性が好きなため、次に食料店に行く際は顔をみせよう、という内容。これに対し多くのユーザーが、コロナ渦にマスクを着用するかしないかのゲームとは関係のない政治的意見をパッチノートに盛り込んだことに批判的な反応を見せました。この件だけでなく今までも、Steam上でトランスジェンダーや男らしさについて過激で極端な内容を投稿するなど、随分と勝手気ままに振る舞っていたようです。
今回、こうした積もり積もった言動に対しSteam側の正義の鉄槌が盛大に振り下ろされた形となったわけですが、Banされた日のSteamの『Domina』のニュースページには、「なんてバカな会社で働いているのだろう。開発者から大金を集めて、その意見を禁止するのはとても悲しいことだ。Steam/Valveにはどほどの胃潰瘍があるのだろう?」と投稿。反省をするどころか、Valveに対して怒りをぶつけています。
なお、8月7日時点のSteamニュースページでは、「私たちを積極的に排除しようとするプラットフォームと、どのように協力関係を結べばいいのだろうか?」と述べ、今後、Steamにて、『Domina』のアップデートを行わない可能性を示唆しています。