Game*Spark編集部がオススメする8月第4週の特選インディー3選をお届け!
今週は、タルコフ系の中世ファンタジーPvPvE『Expedition Agartha』、『The Last of Us』などの影響受けた終末オープンワールドサバイバル『Rooted』、わずか7日間で販売数25万本突破した中世街づくりシム『Farthest Frontier』の3本です。
Expedition Agartha
本作は、2022年8月18日に早期アクセスを開始したハードコアなサバイバルFPSです。ムー大陸にある神秘的な島を舞台にしており、それぞれのプレイヤーは宝を求めて探索していきます。
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ゲーム内容は『Escape from Tarkov』のようなシステムをベースにしており、ソロあるいは最大2人の仲間とともに島を探検し、レイドや資源の略奪、クエストなどに挑み戦利品を手に入れて脱出を試みることになります。島には危険なNPCや、宝と血を求める他プレイヤーが存在し、死亡するとすべての装備を失うリスクもあります。
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バトルシステムは近接戦闘を主としており、軽攻撃や重攻撃を使い分け、盾のブロックやドッジを用いて敵の攻撃をいなしていきます。また、探索にはレベルが成長せず低レベルの装備で出発するローリスク、ローリターンな遠征と、レベルが成長しますが自らの装備を持っていく必要がある、ハイリスク、ハイリターンな遠征が実装されています。
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早期アクセス期間は1から2年を想定しており、今後は新たなマップやスキルツリー、より多くのキャラクターカスタマイズ要素などを実装していくとしています。
Rooted
フランスのゲーム開発者Mathieu氏が手掛ける、期待のポストアポカリプスオープンワールドサバイバル『Rooted』がKickstarterキャンペーンを開始しました。本作は世界的な細菌兵器戦争によって文明が崩壊し、廃墟となった西暦2100年を舞台としたサバイバルゲーム。すでにSteamストアページでのウィッシュリスト登録が225,000件を突破したことも報告されています。
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何年にもわたる自然の自浄作用によりいくつかの地域は安全な状態へと戻り、完全に細菌兵器の影響を克服した地域もありますが、都市部ではまだ対策なしでの活動は危険なほどに汚染された世界で、プレイヤーはスクラップや物資を収集し、役立つアイテムにクラフトしながら生き延びるために行動します。
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作中でクラフトできるアイテムには、タスクの自動化や電力の供給ができるようになるといったものも含まれており、かなり自由で高度なクラフトを期待できます。さらに物資の回収にも一工夫あり、回収の元となったオブジェクトの構造を回収時に学び、それらを再構築できるシステムが取り入れられています。また、本作はマルチプレイにも対応。設計図を使って自分が会得したクラフトレシピを仲間に共有することも可能です。
本作は『The Last of Us』『Scum』『DayZ』などからインスピレーションを受けているといい、開発はまだ初期段階ではあるものの公開されている映像ではリアルなグラフィックス、リアルタイムの昼夜サイクルや環境の変化などが披露されています。Kickstarterキャンペーンでは15ユーロ(執筆時点では約2050円)以上のプレッジでゲーム本編とクレジットへの名前掲載が、上位のプランではゲーム本編の様々な場所への名前掲載といったリワードも受けられるようです。
Farthest Frontier
本作は、中世ヨーロッパを舞台にしたクラフト要素や建築要素のある街づくりシム。プレイヤーは、世界の端にある手つかずの荒野を開拓していき、素材の収穫や狩り、釣り、農場を建造して町を維持し、発展させ続けます。50種類の建物がビルド可能で、小さな集落から大都市へ成長させることができ、街が繁栄していくにつれて生産アイテムもアップグレードされます。
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街やそこに住む人々は高度にシミュレートされており、リアルタイムで製品の加工や農業などの仕事を行います。略奪者や外国軍との戦闘や、石壁の建設をしたり兵舎を建て兵士を募集したり、町を防衛することも生き延びる上で重要になるようです。また、戦闘に参加したくないプレイヤーには平和主義者モードが用意されています。
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本作は、2022年8月9日に早期アクセス開始を開始していましたが、わずか7日間で販売本数を25万本以上達成。Steamでは記事執筆時点で5,000件以上のレビューを集め「非常に好評」を獲得しています。Game*Sparkではプレイレポも掲載中です。