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2020年11月に発売されて以来、供給が需要に追い付かず、2年近く経った今も品薄状態が続いているPlayStation 5(以下、PS5)。「いつでも誰でも買える」という状況を一度も迎えることないまま、今日へと至りました。
しかも先日、ソニー・インタラクティブエンタテインメントの社長兼CEOを務めるジム・ライアン氏が、PS5の値上げを発表。物価の上昇や為替の動向などを理由に、各国における希望小売価格の改定を実施します。
値上げ幅や実施のタイミングはそれぞれ異なり、日本ではディスクドライブ搭載版が60,478円(税込)、デジタル・エディションが49,478円(税込)と、ともに5,500円の値上げ。この価格改定は、9月15日より適用されます。
このままだと購入機会が1度も得られずに価格改定を迎えるゲームファンも多く、「欲しい気持ちに水を差された」「買えないまま値上げになるなら、しばらく買わない」といった声もSNSにあがっています。
PS5の販売状況は、落ち着くどころか今後も波がありそうです。一方で、気になる注目作は適時登場し、ゲームファンによってはそのタイミングまでに欲しいと思う方もいることでしょう。
そこで今回は、「値上げされるPS5の買い時」について考察すると共に、注目作の登場を見据えた購入時期を紹介。自分がどの時期までに手に入れた方がいいのか、参考のひとつにしてください。
■当面の理想は、9月14日までの購入。ただし、気になる情報も
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これは多くの方も考えることと思いますが、価格改定前の9月14日までに購入できれば現状のベストといえるでしょう。
これまでPlayStation系が辿ってきた流れを踏まえると、Proのような上位版や価格を抑えた廉価モデルなどが出る可能性もあり、時期によっては待つのが得策という場合もあります。しかし、発売から2年近い歳月が流れたこのタイミングで値上げを発表。こうした展開の直後に、廉価モデルや上位版が出るとは考えにくいところです。
大きな展開が訪れる見通しがない以上、現段階では値上げ前の確保が最もお勧め。ですが、入手難はまだ継続しそうなので、9月14日までに購入できる抽選販売先や、店頭販売を行っている一部店舗をこまめにチェックするほかありません。
一方で、少し気になる情報もあります。「ゲオ」の公式サイトにて、PS5の新しい型番「CFI-1200」の商品情報が記載されており、こちらは値上げが実施される9月15日に発売される模様です。
おそらくマイナーチェンジ版かと思われますが、改善されている点があれば、現モデルよりこの「CFI-1200」を選ぶ方がいい可能性もあります。値上げ前に購入するか、「CFI-1200」の詳細が出るまで様子を見るか。じっくりと考えて決断しましょう。