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中華人民共和国の行政部門の一つである文化観光部は9月29日、2022年における文化観光デジタルイノベーション実践事例のトップ10として、『原神』で知られるmiHoYoがランクインしたことを発表しました。
本事例は、中国の文化・観光産業においてデジタル分野で貢献した企業・機関が選出されるものであり、2022年度は5G、AI、ビッグデータ、VR、クラウドコンピュータなどに関連した事例138件が選考に参加。その中でも優秀な事例トップ10の一つとしてmiHoYoが認定されました。
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なお公開された事例リストによると、miHoYoが認定された理由は“ゲームを活用した文化交流と観光促進の探求”とのこと。同社のゲーム『原神』は、モバイル版リリースから2年で約5,000億円の収益を上げていることが報告されているヒット作である一方、過去には中国四川省「⻩龍」とのコラボが開催されたり、湖南省「張家界」をモデルにゲーム内エリア「絶雲の間」が制作されたりと、現実の中国と関わるコンテンツが存在したことがトップ10入りに繋がった可能性があります。