Activisionより2022年10月28日に発売されたFPSシリーズ最新作『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア2』。本作のパッケージ版について、付属のディスク容量がわずか70MBほどであることが話題になっています。
海外メディアEurogamerによると、ディスク製品のゲームがインターネットを介さずにプレイできるかを調査する海外サイト「Does it play?」のツイートを引用し、付属ディスクの内容が72.23MBであることを紹介。ゲームをプレイするためには、インターネット経由でおよそ150GBのデータをダウンロードする必要があります。
Eurogamerは容量について紹介するとともに「このようなダミーディスクはプレイヤーへの負担となる」と指摘しました。回線速度が遅かったり、データ上限のあるユーザーにとって、ダウンロードの時間や費用が大幅にかかる可能性があることや、生活費の危機が懸念されるヨーロッパでの光熱費の負担についても懸念しています。
さらに、今後数百万台のPCやゲーム機が電源を付けたままになることや、パッケージに入っている「ダウンロードしなければ何の役にも立たないディスク」が大量に生産されていることに対して、環境への影響も指摘しています。
そのほか、こういった「ディスクのみでは遊べない」状況が増えていることに関して、この先ゲームサーバーをシャットアウトされた場合、ディスクのみではシングルプレイヤーモードも遊べなくなるなど、ゲーム保存の観点からの批判が増えていることも紹介しています。
EurogamerやThe Verge、Kotaku、Polygonなど多くの海外メディアはActivisionへのコメントを求めていますが、現時点で返答はないようです。