インディーゲーム開発者・Zahid Ali Jeelani氏が公開したTPSハックアンドスラッシュアクション『ENENRA』のデモ版から、ソースコードが盗まれるという事件が起きました。
ゲームの公式Twitterによると、先日公開されたデモに含まれていたソースコードを別の開発者に解読され、その人物が制作している『Kanzo』というゲームにコピーされたことが判明。同ゲームは「ファストペースなハックアンドスラッシュゲーム」であると紹介していました。
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『Kanzo』側はDMにて「あなたのゲームは暗号化されていない、ソースコード全体を簡単に読むことができる」という忠告を行っていた様子です。一見忠告のようにも見えますが、実際にソースコードが盗まれていたとのこと。『Kanzo』開発者のアカウントはすべて削除されており、元の書き込みや動画などは確認できません。
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期待するユーザーに遊んでもらうはずのデモ版から、中身が盗まれてしまうという今回の恐ろしい事件。『Kanzo』側の主張では簡単にゲームのソースコードを読める状態にあったとのことなので、それが事実であれば、暗号化はさらに細心の注意を払う必要がありそうです。
近未来日本が舞台の『ENENRA』は、PC(Steam)向けに近日配信予定です。