
Blizzard Entertainmentは『オーバーウォッチ2』において、悪質な言動への対策としての音声自動収集機能を実装したことを発表しました。
パッチノートによると、本機能は以前より取り組みが明かされていた「ディフェンス・マトリックス」の一環で、ユーザーからの報告に基づいてあらかじめ録音されたボイスチャットの文字起こしを作成し、内容の評価を行うのに利用されます。これに伴ってプレイ中初めてボイスチャットに入ると、録音の可能性があることが通知されるようになっています。
録音内容は悪質な言動が報告された場合にのみ文字起こしを通じて送信され、録音ファイルが誰かに聞かれることはないとしています。また本機能はパブリックボイスチャットにのみ適用され、パーティー内での会話が録音される心配はありません。現在のところ、本機能はPC版かつ一部の国のみでの適用となっています。
Blizzard Entertainmentは以前にも「迷惑行為に遭遇したら直ちに通報していただくようお願いします。ゲーム内で迷惑行為を見つけたら、それが発生している最中に通報することが、不正を検知・防止する上でもっとも有効です。」とコメントしていましたが、今回のパッチノートでも機能の有効性を高めるために、迷惑行為が発生したタイミングをできるだけ詳細に報告することを求めています。