
ニューハンプシャー州上院議員マギー・ハッサン氏は、Steamを運営するValve社長のゲイブ・ニューウェル氏に悪意あるコンテンツへの防止を求める書簡を送付し、回答を求めました。海外メディアVICEにて書簡の全文が公開されています。
ハッサン氏は書簡にて、コミュニケーション機能を有するコンピューターゲーム最大のデジタル配信プラットフォームとして、あらゆる年齢のプレイヤーに利用されるSteamに、ネオナチや人種至上主義者といった悪意ある意見を表明し、支持するプレイヤーが無視できない数存在しているといいます。
さらに、これらのコンテンツは適当なキーワード検索を行えば見つかり、実際にその例を挙げてその普及率と見つけやすさへ懸念を持っていることも示しました。そして「オンラインでのコメントが現実世界での暴力に繋がることも考えると、Valveは有害なコンテンツを防止する措置を講じるべきだ」と指摘しています。
ハッサン氏は書簡後半で問題解決への取り組みに関連する5つの質問を記載し、2023年1月15日を期日として回答を求めました。現時点でValveは、VICEによるコメント要請には応じていないようです。
書簡を受け取ったニューウェル氏、及びValveの動向が注目されます。