『Duke Nukem Forever』は当初2D横スクACTとして開発されていた! 1996年時点のプロトタイプ版が復元 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

『Duke Nukem Forever』は当初2D横スクACTとして開発されていた! 1996年時点のプロトタイプ版が復元

開発を手がけたApogeeの創立者Scott Miller氏は、当時のリードデベロッパーDarrin Hurd氏へのインタビューも紹介。

ゲーム文化 レトロゲーム
『Duke Nukem Forever』は当初2D横スクACTとして開発されていた! 1996年時点のプロトタイプ版が復元
  • 『Duke Nukem Forever』は当初2D横スクACTとして開発されていた! 1996年時点のプロトタイプ版が復元
  • 『Duke Nukem Forever』は当初2D横スクACTとして開発されていた! 1996年時点のプロトタイプ版が復元
  • 『Duke Nukem Forever』は当初2D横スクACTとして開発されていた! 1996年時点のプロトタイプ版が復元

正式発表から約14年かけて発売されるも時代遅れ感が否めなかったFPS『Duke Nukem Forever』ですが、実は本作は当初、『Duke Nukem』や『Duke Nukem II』のような2D横スクロールアクションゲームとして開発が行われていたそうです。

先日ある海外ユーザーが、この2D横スクアクション版『Duke Nukem Forever』のプロトタイプビルドを発見し復元しました。YouTubeやTwitterには、実際の動作映像がアップロードされています。

これを受けて開発を手がけたApogee Software(現Apogee Entertainment)の創立者Scott Miller氏は、当時のリードデベロッパーDarrin Hurd氏へのインタビューを紹介(8月に公開されたもの)。インタビューでは2D横スクロールアクション版に関する詳細が語られています。

  • 『Duke Nukem 3D』が発売される前の1994年から開発が始まった(『Duke Nukem 3D』の発売は1996年)。

  • 当初は『Duke Nukem』作品ではない、『プリンス・オブ・ペルシャ』のような高度なアニメーションでキャラクター描かれるオリジナルゲームとして開発されていた。

  • 『Duke Nukem 3D』がヒットしたことで、方針を切り替えて『Duke Nukem 4』への開発に変更された。

  • キャラクターグラフィックは『Duke Nukem 3D』の3Dモデルからスプライト化された。

  • 元のオリジナルゲームの主人公はEvaという女性で、そこから駄洒落で『Duke Nukem 4Ever』というタイトルになり、最終的に『Duke Nukem Forever』に落ち着いた。

  • 『Duke Nukem 3D』の良さを活かしつつ作り込みすぎないという方向で、四肢切断システムやバイク、サポートキャラクターの犬などの追加が計画されていた。

  • 3Dゲームが全盛期だったため開発が中止になった。

なお、このプロトタイプ版は2001年版と併せて流出したデータから発見されたものですが、Scott Miller氏は「流出させたのは私でも私の知人でもないですが、そこに存在しているのはとてもクールだと思います。Dukeのファンを興奮させ続けるのに役立っているのでGearboxも満足しているはずです」と語っています。

ちなみに2D横スクロールアクション版『Duke Nukem Forever』のゲームエンジンは、別に開発していたゲームに組み込まれた後に、別の会社から『Alien Rampage』という名前で発売されたとのことです(Steam/GOG.comにて配信中)。


Razer Kraken ゲーミング ヘッドセット RZ04-02830500-R3M1
¥6,651
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
Logicool G ゲーミングヘッドセット G433BK
¥6,900
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
《RIKUSYO》

雑多人間 RIKUSYO

某洋ゲーショップの商品データ作るバイトしてたら、いつの間にか海外ゲーム紹介するようになってた。

+ 続きを読む
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

ゲーム文化 アクセスランキング

  1. 「リザードン」型の「チートス」が発見される。オークションにかけられ落札提示価格は100万円を突破

    「リザードン」型の「チートス」が発見される。オークションにかけられ落札提示価格は100万円を突破

  2. まさか本物なわけが…お笑い芸人のYoutubeアカウントが『CS2』プロプレイヤーのライブ配信映像に乗っ取り被害―一時は登録者数遥かに上回る視聴者集まる

    まさか本物なわけが…お笑い芸人のYoutubeアカウントが『CS2』プロプレイヤーのライブ配信映像に乗っ取り被害―一時は登録者数遥かに上回る視聴者集まる

  3. あのゾンビもリアルになってキモかわいい!?2025年4月25日公開迫る『マインクラフト』実写映画版、新映像!

    あのゾンビもリアルになってキモかわいい!?2025年4月25日公開迫る『マインクラフト』実写映画版、新映像!

  4. Skype2025年5月に完全終了との報道。2020年以降はDiscord利用が圧勝に

  5. Steamに突如スクショ無し説明無しの名無しゲーム現る。ストアそのもの使ったARGの可能性も、審査の隙をついた行為に賛否の声

  6. 「RTA in Japan」がTwitch上のダイジェスト映像をすべて削除へ―2025年4月から実施されるダイジェスト&アップロード100時間制限発表を受け

  7. 約10平方kmの都市マップで30人のギャングが奪い合う!『タルコフ』系ローポリPvPvE『OUTLAWED』現地3月3日までの期間限定デモ版配信

  8. 『ポケモン』ホンダが本気で「コライドン」を作ったら…トヨタミライドンに続く「ホンダコライドンプロジェクト」始動!

  9. 『マイクラ』学習ドリルに。「けいさん・ぬりえドリル」マイクラ版が登場―マス目を塗り進めると現れる“人気Mob”の姿

  10. 発売中止SFCゲーム『クーリースカンク』復刻プロジェクトのクラウドファンディングが開始!

アクセスランキングをもっと見る

page top