Gaggle Studiosが手掛ける人気の無料『Among Us』ライクゲーム『Goose Goose Duck』が、サイバー攻撃によって数日間ダウンするという事態が発生しました。現在は解消済みです。
このサーバーダウンによって1月9日から1月12日にかけてゲームがプレイできない状態になっていました。これは何者かによるサイバー攻撃の影響で、数日間の作業を要しました。この期間で強化を行ったほか、プレイヤーデータが危険にさらされていないことも明らかになっています。
攻撃は2ヶ月前より続いてたようですが、60万人以上のプレイヤーの不安を過度に煽らないために、12月中旬に一度言及するのみに留めていました。しかし今回、対策のためのサーバーダウンに踏み切ったようです。
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SteamDBの同接数グラフでは普段数十万人集めている状態が、この期間のみ平坦になっており不自然な形になっています。一方で、解消後の現地時間12日にはSteamのみの歴代ピーク同接数を更新し、70万2,845人を記録しました(全プラットフォーム合算では80万人を超えたことがある)。
Gaggle Studiosはサイバー攻撃の詳細を明かしていませんが、中国当局による攻撃ではないかとの見方も出ています。読売新聞が報じたところによると、米政府系のラジオ局であるラジオ・フリー・アジアは11日、一部ユーザーが「毛沢東―暗殺者」や、収賄・横領の疑いで失脚した元政治局員と同名の「薄煕来」といった中国にとってセンシティブな名前を付けていたことが、中国当局の検閲で問題視された可能性があると指摘しました。
『Goose Goose Duck』は、ガチョウ同士で協力してタスクをこなし、それを妨害するマガモを排除するという『Among Us』に類似した内容の作品です。基本プレイ無料で楽しめることが特徴で、本家から改善された点も見られる模様。日本語にも対応しています。Steamおよび、iOS/Android向けにも配信されています。