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すでに国内外のメディアが報じているとおり、Activision Blizzardは2022年11月に14年間におよぶネットイースとの提携解消を発表。2023年1月23日をもって中国国内で『World of Warcraft』『オーバーウォッチ』や『ディアブロ III』『ハースストーン』といったタイトルは、サービス停止となる予定です。
1月18日にはBlizzardは「ライセンス契約の6カ月延長を申し出たがネットイースが拒否した」という声明を発表。これにネットイースが強い反応を見せ、中国版SNSのWeChat上に「当社がIPコントロールを望んでいるという報道について」「当社がBlizzardの6ヶ月間サービス延長の提案を拒否した発言について」など、独自の回答を掲載しています。
しかし、それだけでは不満が収まらなかったのか…会社敷地内にある『World of Warcraft』の斧をかたどった巨大な像を、社員たちで破壊する様子を撮影、ライブ配信するに至りました。配信中にはBlizzardの出した声明を「非論理的で厚顔無恥な言動」と、強い言葉で非難しています。
先述のWeChatに掲載された文面によれば、6カ月の契約延長を提案しながらBlizzardは他のパートナー候補企業との交渉はやめずに継続することを明言。この“離婚しながら同居する”ような非論理的でパートナー企業に一切配慮しない言動といい、1月18日の突然の声明文発表といい、Blizzardの提案はビジネスとして法外で不適切であり、同社の態度は「自分たちが望むものはなんでも手に入る」という自信過剰なものであると、述べています。
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