Twitterは2月9日をもってTwitterAPIの無料サポートを終了し、有料の基本プランの提供へと移行することを発表しました。
TwitterAPIはTwitterのアプリケーション機能を他のプログラムで利用できるサービスで、簡単な所ではwebサイトでの特定ハッシュタグ付きツイートの表示や、アプリケーションからのツイート等で利用されています。また、Twitterアカウントを利用したアカウント登録もこのサービスを利用したシステムです。
これらの機能はゲーム関連サービスにも多く利用されており、スマホゲーム等でよく見られるレイド募集や友達勧誘といったゲーム内から行えるツイートや、フリーゲームにありがちなスコアのシェアツイートもそれらの一種ですが、今回の有料化に伴いそういった機能が削除される懸念があります。
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今回明示的に有料化が発表されたのはTwitter APIで、様々なアカウントの認証に用いられるOAuthに対しての言及はまだなされていませんが、もし影響がOAuthにまで波及した場合、Twitterをアカウント認証に利用していた小さなサービスで、有料化に対応できず認証が不可能となり、そのままではアカウントが消失してしまう恐れもあるようです。現在Twitterとの連携を利用しているアプリケーションは、設定のセキュリティとアカウントアクセスタブ内、アプリとセッションの項目から確認できます。
発表によると詳細は来週報告されるとのことですが、実装までたった1週間しかない今回の発表に開発者、ユーザーともども対応へ大わらわとなりそうです。
※UPDATE(2023/2/2 19:50):本文内容をよりわかりやすく修正しました。