『Microsoft Flight Simulator』のDLC開発を行うiniBuildは、マイクロソフトと協力して航空機「Antonov225」の同作内再現に取り組んでいることを発表しました。
Antonov225はソ連時代に宇宙開発計画の一環として作られた、史上最大の航空機です。ソ連崩壊後はウクライナで運用され、ウクライナ語で「夢・希望」を意味する「ムリーヤ」の愛称で親しまれていました。しかしロシアのウクライナ侵攻での爆撃被害に遭い、火災により焼損。機首が崩れ落ちるなど、原型をとどめないほどに破壊された様子が報じられていました。
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そのAntonov225を『Microsoft Flight Simulator』内で再現することを発表したiniBuildは、イギリスで活動する『MSFS』向けコンテンツを多数開発してきたソフトウェア会社で、2022年中ごろから『MSFS』とのパートナーシップを結んでいます。価格は19.99ドルを予定しており、収益は全てウクライナとAntonov225に寄附するとしています。更なる情報は近日中に公開するとのことです。
計画について同機体を所有するANTONOV Companyからも、マイクロソフトとのライセンス契約を行ったことを明かし、Facebookでは機体が破壊された日である2月27日のリリースを望んでいたと明かしています。